新しいスマホを購入する時、ストレージ容量をどう選べば良いのか迷う方もいるのではないでしょうか。スマホの使い方によって、適した容量は異なります。
この記事では、スマホに必要なストレージ容量の選び方や、ストレージ容量が一杯になった場合の対処法を解説します。
目次
スマホのストレージ容量とは?
まずは、スマホのストレージ容量の特徴を見ていきましょう。
写真や動画などのデータを保存するストレージ容量
スマホのストレージとは、写真や動画、音楽、アプリなどのデータを長期的に保存している場所を指します。なお、ストレージ容量の単位はB(バイト)で表され、以下の区分があります。
- ・1B(バイト):1B
- ・1KB(キロバイト):1024B
- ・1MB(メガバイト):1024KB(約100万B)
- ・1GB(ギガバイト):1024MB(約10億B)
- ・1TB(テラバイト):1024GB(約1兆B)
スマホのストレージ容量の空きが少なくなると、アプリの動作が遅くなる、ファイルが開けなくなるなどの問題が発生する可能性があります。
また、ストレージと混同されやすいものに「メモリ」があります。メモリはデータの処理作業を行うための一時的な保存場所です。メモリは処理データの短期的な保管場所になり、電源を切ることで保存データは無くなります。
一方、ストレージはデータを長期的に保存するため、データを削除しない限りスマホの電源を切ったとしてもデータは無くなりません。その他、ストレージはメモリに比べると処理速度は落ちるものの、大容量のデータを記録できるのが特徴です。
スマホは年々高性能になり、それに伴い写真や動画、アプリなどのファイルサイズが大きくなってきています。また、OSのアップデート時にはその都度、更新データのダウンロードが必要です。スマホを使っているとこうしたデータが内部に増えていき、ストレージ容量が減っていきます。
スマホのストレージ容量が不足すると起こる現象
ストレージ容量が不足すると、スマホにさまざまな不具合が生じます。ここでは、容量の不足により起こる現象を具体的に見ていきましょう。
スマホの動作が重くなる
ストレージの容量が不足すると、全体的に動作が遅くなります。具体的にはファイルが開けない、アプリの起動や読み込みに時間がかかるなどの問題が発生します。
OSが正常に機能しない
ストレージ容量が不足すると、OSが正常に機能しなくなり、スマホがフリーズし易くなります。さらに容量が上限に近づくと、強制的な再起動が起こりやすくなります。これはスマホが再起動によってキャッシュデータを削除し、一時的に動作を改善している状態です。容量の不足が続くと、場合によっては何度も再起動を繰り返すようになります。
データ保存・共有ができない
ストレージ容量が一杯になると、データを保存できなくなります。具体的な現象としては、カメラで写真が撮影できない、新しいアプリをダウンロードできない、OSをアップデートできないなどが挙げられるでしょう。
また、オンラインストレージへのデータ共有にも時間がかかるようになります。オンラインストレージとは、ネットを介してデータファイルをサーバー上に保管するサービスです。オンラインストレージにはGoogleドライブやiCloudなどさまざまな種類があります。
【タイプ別】スマホに必要なストレージ容量の選び方
iPhoneにはSDカードスロットがないため、SDカードを挿入して後からストレージ容量を増やせません。AndroidはiPhoneとは違い、SDカードを使える機種が多くありますが、最近ではSDカードスロット非搭載の機種も登場してきています。
そのためスマホのストレージ容量は大きいほど安心ですが、大容量のものは価格が高いため、自分の使い方に合った容量を選ぶのがポイントです。なお、ストレージ容量は一般的に512GB~1TBの大容量モデル、128GB~256GBの中容量モデル、64GB以下の小容量モデルがあります。ここでは、スマホのストレージ容量の選び方をタイプ別に解説します。
512GB/1TBの大容量モデルがおススメな人
512GB/1TBは一般的に大容量といわれるモデルで、以下に当てはまる人におススメです。
- ・写真を5万枚以上保存する人
- ・アプリを500個以上ダウンロードする人
- ・音楽を1万曲以上ダウンロードする人
- ・データの整理が面倒な人
最近のスマホはカメラが高性能なため、キレイで高画質な写真や動画が撮影できます。しかしその分、写真や動画のデータ容量が大きく、たくさん撮影すればストレージ容量を多く消費してしまいます。そのため写真や動画を多く撮影する人には大容量モデルのスマホがおススメです。
また、アプリのなかでもゲームアプリはグラフィックが多く、アプリのデータ容量が大きくなりがちです。ゲームアプリをたくさん使用する人は、ある程度のストレージ容量があったほうが快適に使えるでしょう。
音楽を購入して音楽ファイルを直接スマホに保存する人も、たくさんダウンロードするなら大容量モデルを選んでおくと安心です。Apple Musicなどストリーミング配信の音楽サービスを利用する場合も、オフライン再生で聴くならある程度のストレージ容量が必要になります。
オフラインで聴くために音楽ファイルを保存すれば、ストリーミング配信を利用する音楽サービスでもストレージ容量を消費しますが、あらかじめダウンロードすることでギガの消費を抑えることができます。これは、HuluやNetflixなどの動画配信サービスのオフライン再生も同様です。
その他、スマホの保存データを小まめに整理するのが面倒という人も、大容量モデルを選べば手間がかかりません。
128GB/256GBの中容量モデルがおススメな人
128GB/256GBは中容量モデルで、以下に当てはまる人におススメです。
- ・写真を2万枚以上保存する人
- ・アプリの入れ替えや削除を定期的におこなう人
- ・はじめてスマホを購入する人で、どのストレージ容量を選べばよいのか迷っている人
中容量モデルはバランスがよく、多くのユーザーにとって使い勝手が良いでしょう。ある程度のストレージ容量がありつつ、大容量モデルよりも手に取りやすい価格帯なのが魅力です。
64GBモデルがおススメな人
64GBモデルは以下に当てはまる人におススメです。
- ・写真や動画などはオンラインストレージに保存する人
- ・アプリをあまり使用しない人
- ・音楽はダウンロードせずストリーミングを利用する人
- ・スマホの機種代金を抑えたい人
写真や動画を撮影しても、iCloud写真(旧iCloudフォトライブラリ)、Googleフォトなどのオンラインストレージにデータを保存するなら64GBモデルでも対応可能です。オンラインストレージを使えばクラウド上のストレージにデータが保存されるため、スマホのストレージ容量を消費せずに済みます。
音楽もオフライン再生をあまり使用せず、ストリーミング配信で楽しむなら、ストレージ容量が小さくても、あまり気にならないでしょう。
最新アプリにあまり興味がなく、必要最低限で済ませたい人には、64GBモデルがおススメです。
スマホのストレージ容量が一杯になった場合の対処法
スマホのストレージ容量が気になる時は、以下の方法で対処していきます。
まずはスマホのストレージ容量を確認しましょう
以下の手順でスマホのストレージの空き容量を確認しましょう。
※機種によって表示が異なる可能性があります。
ストレージ容量を空ける対処法
ストレージ容量の空きが少ない場合は、次の方法でストレージ容量に余裕を持たせていきましょう。
キャッシュを削除する
キャッシュとは、ブラウザやアプリで利用情報の一部を一時的に保存する機能のことです。ブラウザやアプリで同じ動作をした時にキャッシュのデータを呼び出し、通常より素早く表示します。
ブラウザやアプリのキャッシュはスマホを使っているうちにどんどん増えていき、スマホの動作が遅くなる原因にも繋がります。定期的にブラウザやアプリのキャッシュを削除し、スマホの動作を軽い状態で維持しましょう。
ただし、キャッシュを削除すると閲覧履歴やログイン情報も消えてしまいます。キャッシュを削除する際は、ログイン情報を再入力できるよう、アカウントのIDやパスワードを控えておくようにしてください。
キャッシュの削除は、基本的にそれぞれのブラウザやアプリごとに行います。例えば、LINEのキャッシュはアプリを開いて「設定」→「トーク」→「データの削除」で削除できます。なお、LINEのキャッシュを削除してもトークは消えません。
写真や動画の整理・クラウドへの保存
スマホのカメラで撮影した写真や動画はファイルデータが大きいため、たくさんあるとストレージ容量を圧迫します。スマホのストレージ容量に余裕を持たせるためには、写真や動画は定期的にiCloudフォトライブラリやGoogleフォトなどのオンラインストレージを使ってクラウド上のストレージに保存しましょう。
ただし、一般的に無料で利用できるオンラインストレージの容量には上限があるため、不要な写真や動画はこまめに削除するのも大切です。
使わないアプリの削除
使っていないアプリを削除するとスマホのストレージに空き容量を確保できます。使わなくなったアプリを定期的に確認して整理すると良いでしょう。
さまざまなストレージ容量の機種に対応しているpovo2.0!
KDDIが提供しているauのオンライン専用ブランド「povo2.0(※1)」では、ストレージ容量の大小に関わらず、さまざまな機種で利用することができます。また、基本料0円(※2)(※3)(※4)で、必要な機能を有料トッピングとして使える新しいタイプの料金プランになっています。
povo2.0で選べる有料トッピングはデータ6種類、コンテンツ2種類、通話2種類、サポート1種類です。必要な時に必要な有料トッピングを購入して使え、契約期間の縛りもないため携帯電話の契約や乗り換えをご検討中の方は、ぜひKDDIのpovo2.0をチェックしてみてはいかがでしょうか。
- ※1:お手続きやサポートなどはすべてオンラインのみとなります。店頭・電話でのサポートはありません。
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※2:180日以上の期間、一度も有料トッピングの購入などがない場合は利用停止または契約解除となることがあります。あらかじめご了承ください。
同一名義で5回線(*)ご契約の場合、累計6回線目以降、税込3,850円/回線の契約事務手数料がかかります。
*過去1年以内に、解約済、当社によりキャンセルした回線も含む
参考:「povo2.0プラン詳細」(povo) -
※3:国内への通話は税込22円/30秒、SMS送信は税込3.3円/通(70文字まで)が別途かかります。機種により最大で全角670文字まで送信可能です。134文字までは2通分とカウントし、以降は67文字ごとに1通分の送信料がかかります。衛星電話への通話など、一部通話料が異なる場合があります。詳細はこちらでご確認ください。また他社が料金設定している電話番号へは指定の通話料がかかります。
参考:「povo2.0プラン詳細」(povo)
参考:「通話料の異なる一部の宛先について」
- ※4:データトッピングを購入しない場合、送受信最大128kbpsとなります。
- ※本記事に掲載されている商品またはサービスなどの名称は、各社の商標または登録商標です。
- ・Apple、iPhoneは、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。iPhoneの商標はアイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。TM and (C) 2022 Apple Inc. All rights reserved.
- ・Android、Googleは、Google LLCの商標です。
- ・「LINE」は、LINE株式会社の商標または登録商標です。
- ・「au」はKDDI株式会社の登録商標です。
- ・「Hulu」は、Hulu,LLCの登録商標です。