昨今は、スマホを1人1台持つことが当たり前の時代になりました。子育て世代の親たちは、我が子にいつスマホを持たせるべきか頭を悩ませています。子供の成長に合わせて、慎重に判断することが重要です。
本記事では、子供にスマホを持たせることを検討中の方に向けて、適切なタイミングやメリット・デメリット、持たせる際の注意点などについて解説します。
スマホの普及に伴い、小中学生のスマホ所有率が年々上昇しています。こども家庭庁の 令和5年度「青少年のインターネット利用環境実態調査」 によると、小学生の利用率は43.7%でした。
しかし、中学生になると約8割に当たる79.9%がスマホを持つ結果となりました。以上のことから今後さらに、小学生から中学生の間にスマホを持たせる方が増加すると考えられます。
スマホを子供に持たせようとする前に、そのメリットを把握しておくことが大切です。以下では、子供にスマホを持たせるメリットを解説します。
子供がスマホを持つことで、連絡が取りやすくなる点は大きなメリットです。電車内や施設内など、通話が難しい場所でもLINEなどのアプリを使えば、手軽に連絡が取れるでしょう。メッセージや写真のやり取りを通じて絆が深まるかもしれません。
また、子供同士のつながりも強くなる可能性があります。放課後の何気ない会話や遊びの約束など、クラスメイトとの交流が活発になることもあるでしょう。このように、スマホは子供たちの社会性を育む新たなツールとなり得ます。
スマホは、子供の学習をサポートする現代的なツールとして注目されています。インターネット検索を通じて、子供たちは疑問をすぐに解決し、幅広い知識を吸収できます。
また、漢字や英語の学習アプリはゲーム感覚で学べるため、学習意欲の向上にも一役買います。さらに、学習履歴や進捗状況を記録できるため、学習の達成感を得ることも可能です。
子供の外出時、子供の居場所を知りたいと思う親は少なくありません。「今どこにいるのか」「無事に目的地に着いたのか」といった不安は多くの親が抱えるものですが、スマホのGPS機能を活用すれば、そのような不安も軽減できるでしょう。
部活動や友人との外出が増えても、位置情報がわかれば親の安心感は高まります。スマホは、子供の行動の自由と親の安心のバランスを取る手段となり得ます。
デジタル社会では、いずれ子供がスマホやパソコンに触れる機会が訪れます。そのため、幼い頃からこれらの機器に慣れ親しむことは、将来の強みとなるでしょう。
アプリの使用方法や情報の真偽判断、個人情報保護など、ITリテラシーは小さな頃から学んでいて損はありません。スマホを日常的に使用することで、子供たちは自然とITリテラシーを習得できることでしょう。
スマホを子供に持たせる際には、想定されるデメリットも把握しておく必要があります。以下では、子供にスマホを持たせるデメリットについて解説します。
子供にスマホを持たせるデメリットとして、スマホ依存症になる可能性が挙げられます。スマホを持つと、魅力的なアプリやSNS、ゲームなどが手軽に楽しめます。
その結果、使用時間が際限なく伸びて、日常生活に支障をきたす子供も中にはいるでしょう。大人でも、スマホ依存症になる人は多くいます。このリスクを軽減するには、使用時間の管理など、適切な対策を講じることが欠かせません。
スマホを通じて、子供が有害サイトに接する可能性は無視できません。不適切な内容を含むWebサイトや、悪意を持つユーザーの存在は深刻な問題です。
また、巧妙に仕掛けられたワンクリック詐欺など、子供には判断が難しい脅威も存在します。さらに、SNSを通じて見知らぬ人と交流することで、予期せぬトラブルに巻き込まれる可能性もあるでしょう。そのため、これらの脅威から子供たちを守るには、親の継続的な監視と適切な対策が欠かせません。
スマホの普及に伴い、子供たちの間で新たな問題が浮上しています。SNSやメッセージアプリを通じたネットいじめです。チャットでの仲間外れや悪口の応酬など、デジタル空間では、人間関係のトラブルが増加しています。
しかし、この種のいじめは表面化しにくく、親の目に留まりづらいのが現状です。そのため、子供にスマホを持たせる際は、オンライン上の人間関係にも注意を払う必要があるでしょう。
スマホの過度な使用は、子供の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。スマホの長時間の使用は視力低下を招き、夜遅くまでの使用は睡眠不足の原因にもなりかねません。
これらのリスクを軽減するには、スマホ利用の時間や場所を制限するといいでしょう。子供の健康を守るためは、スマホとの付き合い方を慎重に考えることが重要です。
スマホを子供に持たせる際、安全で適切に利用するために実施すべき対策があります。以下では、年齢や成熟度に応じたルール作りやスマホの設定など、親が知っておくべき対策を解説します。対策を講じることで、リスクを最小限に抑えられるでしょう。
子供にスマホを持たせる際は、家庭内でのルール作りが欠かせません。スマホの利用可能な時間帯や総使用時間など、具体的なルールを決めることが大切です。
ルールを決める過程では、保護者の一方的な決定を避け、子供の意見も尊重しながら家族で話し合うようにしましょう。また、スマホの利用時間が管理できるアプリやスクリーンタイム(スマホのアプリの利用時間などを制限できる)機能の活用も効果的です。
子供のスマホ利用で懸念されるのが、有害サイトへのアクセスです。この問題に対する有効な手段として、フィルタリングの活用が挙げられます。
フィルタリングはスマホ本体の機能を使う以外にも、専用アプリの導入やキャリアのサービスなど、多くの選択肢があります。子供たちをネット上の危険から守るためには、このような対策は欠かせません。安全なデジタル環境を整えることで、安心して子供にスマホを持たせられるでしょう。
子供向けのスマホは、親の安心感を高められるよう設計されています。GPSによる位置追跡やアプリ利用制限は、その代表例です。
また、通話とSMSに機能を絞ることで、必要最小限のコミュニケーションツールとしての役割に特化できます。このように子供の安全を第一に考える家庭には、子供向けのスマホを利用することがおすすめです。
子供にスマホを持たせたいと検討中の方には、auのオンライン専用ブランド「povo2.0」がおすすめです。povo2.0は、使う分だけデータ容量を購入できるため、スマホの毎月のコストを抑えたい方に向いています。以下では、povo2.0がおすすめな理由を解説します。
povo2.0は、「データ専用」と「通話+データ」の2種類のプランがあります。トッピングを追加しない場合は基本料0円(*1)で利用可能です。そのため、通話(*2)や最低限の連絡手段として利用する子供向けのスマホ利用に向いています。データや通話かけ放題のトッピングをしなくても、128kbpsのデータ通信と国内通話(22円/30秒)が利用できます。
また、povo2.0の専用アプリからトッピングの管理や請求料金の確認も可能です。親が子供のスマホの管理をしやすいため、使用状況や料金面での心配が軽減されます。
参考: 「お子さま用のスマホにはpovo2.0がおすすめ!」(povo)
*1:【データ専用】【通話+データ】サービス共通・180日間以上有料トッピングの購入等がない場合、利用停止、契約解除となることがあります。
・0円0GB時は128kbpsとなります。
・同一名義で5回線(過去1年以内に、解約済、当社によりキャンセルした回線も含む)ご契約の場合、累計6回線目以降、3,850円(税込)/回線の契約事務手数料がかかります。
*2:通話は、通話+データのみとなります。
povo2.0はSIM、eSIMどちらにも対応しているため、使わなくなったスマホを子供用のスマホとして利用できます(*3)。
新たに子供用のスマホを購入する必要がないため、端末代を抑えられます。
povo2.0のSIMは契約後、翌日発送されるため、契約した次の日から子供にスマホを持たせることが可能です。eSIMを利用する場合は、契約したその日から通話やデータ通信を利用できます。
ただし、SIMやeSIMを利用するには対象端末(*4)であることが条件です。対象端末はau回線で契約していたスマホ、もしくはSIMフリースマホになります。また、2021年10月以前にdocomoやSoftBankで購入したスマホは、SIMロック解除が必要になる場合があります。
参考: 「SIMロック解除とは?メリットやデメリット、解除方法を詳しく紹介」(povo)
*3:SIM・eSIMは、お申込みのプランやお手続きの種類、povo2.0アプリ上で有効化ボタンをタップする時間帯に応じて有効化される日時が異なります。
・お申し込みの混雑状況によって、お手続き完了までお時間をいただく場合がございます。
*4:対応端末が必要。SIM、eSIMの対応端末は以下のページから確認してください。
参考: 「対応機種・端末」(povo)
povo2.0は、オンラインで手続きができます。公式サイトでの個人情報入力と本人確認だけで、新規契約や乗り換えが完了します。
ただし、全てのサポートがオンライン限定である点に注意が必要です。問い合わせは、専用アプリか公式サイトを通じて行います。
子供の安全なネット利用に欠かせないのが、フィルタリング機能です。povo2.0は、auのフィルタリング機能が利用でき、危険なサイトへのアクセスを防ぎ、閲覧履歴の監視もできます。
auが提供するフィルタリングサービスは、以下のサービスがあります。
フィルタリングサービス | 機能 | 料金 |
---|---|---|
あんしんフィルターfor au(*5) | ・有害情報から守るフィルタリング機能 ・使いすぎを防ぐ利用時間帯の設定 ・利用状況がわかる利用状況の確認 ・居場所がわかるエリア検索 |
無料 |
未成年WEBフィルター(*6) | ・アクセスサイトのブロック (悪質と判断された場合のみ) |
無料 |
これらの機能を活用することで、子供に安心してスマホを持たせることができるでしょう。
*5:povo2.0でAndroidスマートフォン・タブレットをご利用の場合、Android™ 5.0以上が対象です。iPhone・iPadをご利用の場合、iOS9.0以上が対象です。また、エリア検索はご利用いただけません。
なお、次の機種はサポート対象外です。Google社のファミリーリンクをご利用ください。
Google Pixelシリーズ、Galaxy Z Fold2 5G SCG05、Galaxy Z Flip 5G SCG04、Galaxy Z Flip SCV47、Galaxy Fold SCV44、Galaxy Z Flip3 5G SCG12、Galaxy Z Fold3 5G SCG11
*6:お申込み・解除はau Style/auショップ、またはお電話でのお手続きになります。
povo2.0は、基本料0円で子供のスマホの使い方に合わせてトッピングを追加できるため、トッピングの範囲内で自由にカスタマイズできます。以下では、子供用スマホにpovo2.0を利用する際の料金プラン例を紹介します。
povo2.0の通話かけ放題トッピングを利用すれば、5分以内通話かけ放題550円(税込)/月(*7)、通話かけ放題1,650円(税込)/月(*7)で利用可能です。
そのため、「子供にスマホを持たせたいけれど、月額料金が気になる」という方にも安心して利用いただけます。
通話かけ放題トッピングのみ利用をおススメするケースは、以下のとおりです。
参考: 「通話かけ放題」(povo)
*7:0570(ナビダイヤルなど)から始まる他社が料金設定している電話番号への通話や番号案内(104)、行政1XYサービス(188)、#ダイヤル(クイックダイヤル)、SMS送信、衛星電話/衛星船舶電話への通話、当社が別途指定する電話番号への通話などについては、かけ放題通話の対象外となります。また国際電話や海外での発着信についても対象外となります。通話料はサービスに応じた課金がされます。
・通話トッピングは「povo2.0 データ専用」ではご利用いただけません。
povo2.0は390円(税込)で、1GB(7日間利用可能)のデータ量を追加できます。また1GBから300GBまで、幅広いデータトッピングがあり、子供の使用頻度に合わせて自由にデータ量を追加可能です。
データトッピングのみでも国内通話(22円/30秒)が可能なため、緊急時の連絡手段としても機能します。さらに、トッピング未使用月は料金が発生しないため、自身の使い方によっては節約も可能です。
データトッピングのみの利用をおすすめするケースは、以下のとおりです。
参考: 「トッピング一覧」(povo)
povo2.0は、データ通信と通話かけ放題を組み合わせることも可能です。例えば、データ追加3GB(30日間)990円(税込)/回と5分以内通話かけ放題550円(税込)/回を合わせて、1,540円(税込)/月で利用できます。
データ通信・通話かけ放題トッピングの利用をおすすめするケースは、以下のとおりです。
今回の記事では、子供にスマホを持たせるべき時期や子供がスマホを持つメリット・デメリット、そしてauのオンライン専用ブランド「povo2.0」がおススメな理由などについて解説しました。子供のスマホ所持率は、小学校高学年から中学生にかけて上昇します。
子供が適切にスマホを利用するためには、家庭でのルール設定やフィルタリングの導入が欠かせません。povo2.0では、auのあんしんフィルターサービスが利用可能です。子供に持たせるスマホに安全性と経済性を両立させたいなら、povo2.0を検討してみてはいかがでしょうか。