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SIMロックは原則禁止?
SIMロック解除のメリットとデメリットを紹介

  • Vol.6

    2022年4月12日

禁止のジェスチャー
 

端末が使えるうちは大事に使いたいと考えている方も多いのではないでしょうか。なかには携帯キャリアで買った端末のままで、オンライン専用ブランドや格安SIMなどに乗り換えようと思っている方もいるかもしれません。しかしSIMを替えただけでは、「SIMロック」がかかっていて通信できない場合があります。SIMロックがかかった端末を使うための方法やメリット・デメリットなどを今回は解説していきます。




目次




SIMロック解除とはどの通信事業会社のSIMでも使える状態にすること

ロック解除をするスマホ


携帯キャリアでスマホを購入した場合、契約した通信事業会社以外のSIMを挿入してもネットが利用できません。特定のSIMのみ使えるようにスマホ端末に制限をかける仕組みを「SIMロック」(*1)といいます。SIMロックによる通信の制限を取り払い、ほかの通信事業会社のSIMでも使える状態にするのが「SIMロック解除」です。

*1:参考「SIMロックって何?解除方法って?」(UQ mobile)

2021年10月1日以降に発売される機種はSIMロックが原則禁止に

2021年8月に改正された「移動端末設備の円滑な流通・利用の確保に関するガイドライン」によって、2021年10月1日以降に発売された機種は原則としてSIMロックを設定せずに販売されています(*2)。

*2:参考「SIMロックについて」(総務省)

つまり2021年10月1日以降に発売された機種は「SIMフリー」となるため、どの通信事業会社のSIMも対応機種であれば解除手続きなしで利用できるようになりました。各社がさまざまなスマホの料金プランを登場させており、乗り換えを検討している方もいるのではないでしょうか。ガイドラインの改正によって通信事業会社を乗り換えるハードルが下がり、恩恵を受ける人は少なからずいるでしょう。

ただし分割払いの端末代金が払われない可能性があるなど正当な理由があれば、総務省へ確認したのちSIMロックがかかった状態で販売されるケースもあります(*3)。SIMロックがかけられた場合でも一括で支払ったり、クレジットカードなどの自動的な支払い方法に切り替えたりすると無料で解除できるので、早めの対応がおすすめです。

*3:参考「移動端末設備の円滑な流通・利用の確保に関するガイドライン」(総務省)

2021年9月以前に購入した端末でも、無料でSIMロック解除の手続きができる

2021年9月30日以前に購入した機種は代金を全額支払っていると、ネットからであれば手数料無料でSIMロックを解除できます*4。分割払いは購入から101日以上経っている場合は即解除でき、100日以内の場合は2か月分の前払いやクレジットカードで支払うなど信用情報の確認ができるとSIMロック解除が可能です(*4)。

*4:購入時以外に店舗でSIMロック解除の手続きをおこなう場合は手数料がかかる場合があります。
参考「SIMロックについて」(総務省)




SIMロックを解除する方法

空港でスマホを触る女性


SIMロックの解除方法は、Webサイトでおこなうか・店舗へ持ち込むかの2通りが一般的です。今回はそれぞれの解除方法を解説します。また携帯キャリアごとの具体的なやり方もあわせて紹介しますので、参考にしながら手続きを進めましょう。

Webサイトを使う場合はご自身が契約している通信事業会社の会員サポートページなどから解除可能です。オンライン手続きであれば基本的に手数料はかかりません*2。SIMロックの解除手順は各通信事業会社のホームページに掲載してありますので、案内に従って作業を進めましょう。

*2:参考「SIMロックについて」(総務省)

契約している通信事業会社の店舗へスマホを持っていけばSIMロックは解除できます。店舗での解除申請には、運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類が必要です。利用できる本人確認書類は通信事業会社ごとで異なるため、あらかじめ確認の上、用意をしておきましょう。また店頭での解除手続きには税込3,300円/台かかる場合があります。

各携帯キャリアの解除方法を紹介

SIMロック解除方法は通信事業会社によって異なります。au・docomo・SoftBankのSIMロック解除方法は以下の通りです。

auのSIMロック解除方法は2通りあります。ひとつはauショップで解除をしてもらう方法、もうひとつはスマホやパソコンからご自身で解除をおこなう方法です。スマホやパソコンからWeb上でSIMロック解除をする場合は、マイページにログインして端末固有のシリアルナンバーを入力しましょう。シリアルナンバーはスマホの電話番号の入力画面にて「#06#」と入力すれば確認できます(*5)。 またSIMロックを解除するには、「2015年4月23日以降に発売されたSIMロック解除機能対応機種であること」や「機種購入から101日目以降であること」など条件を満たす必要があります(*6)。詳しくはauのホームページで確認しましょう。

*5:シリアルナンバーが表示されない機種もあります。
参考「IMEI(識別番号、シリアル番号)とはなんですか?」(au)

*6:参考「SIMロック解除のお手続き」(au)

docomoのSIMロック解除は、店舗で対応してもらう方法・スマホやパソコンからご自身でおこなう方法のほかに、電話で手続きする方法の3通りあります。 スマホやパソコンからおこなう場合、docomoの回線以外から手続きするには「dアカウント」が必要になります。またdocomoの回線を使う場合には、契約時に設定した「ネットワーク暗証番号」が必要です。事前に準備や確認をしておきましょう。 またSIMロックを解除するには、ネットの利用制限や「おまかせロック」などの各種ロックがかかっていない状態で、さらに端末代金の清算ができているなどいくつか条件を満たす必要があります。詳しくはdocomoのホームページで確認しましょう。

SoftBankのSIMロック解除方法は、店舗で対応してもらうか、スマホやパソコンからネットで手続きをするかの2通りです。スマホやパソコンからネットで解除する場合は、先に新しいSIMカードを用意する必要があります。新しいSIMカードが準備できたら、マイページにログインして端末の製造番号(IMEI番号)を入力しましょう。auの場合でも紹介しましたが、製造番号はスマホの電話番号を入力する画面に「#06#」と入力するか、端末の設定から確認できます(*7)。 またSoftBankの場合もSIMロックを解除するためには受付条件が設けられています。ただし契約の有無や端末代金の支払い状況によって条件が変わるため、詳しくはSoftBankのホームページで確認しましょう。

*7:「#06#」と入力してもIMEI番号が表示されない機種もあります。
参考「IMEI(識別番号、シリアル番号)とはなんですか?」(au)




SIMロック解除をするときの注意点

注意喚起をする男性


SIMロックを解除する際には注意点があります。代表的なものを以下にまとめましたので、事前にチェックしておきましょう。

SIMロック解除に対応していない機種がある

中にはSIMロック解除に対応していない機種も存在します。総務省は2015年5月以降に発売されるすべての機種について、SIMロック解除の対応を原則として求めるとガイドラインで発表しました(*8)。つまり2015年4月以前に発売された機種は、SIMロック解除対応が求められていなかったので、対応していない可能性があるのです。SIMロック解除に対応している機種かどうかは各通信事業会社のホームページで確認できます。

*8:参考「SIMロック解除に関するガイドライン」(総務省)

データが消える可能性がある

SIMロックの解除をした際、スマホに入っている連絡先やメールなどのデータや設定情報などが失われる可能性があります(*6)。SIMロック解除を実施する前には各種データのバックアップを取っておきましょう。

*6:参考「SIMロック解除のお手続き」(au)

乗り換え先のSIMに対応していない場合がある

SIMロックが解除されている機種であっても乗り換え先のSIMに対応していなければ使えません。とくに通信事業会社で購入したスマホなどに他社のSIMを入れて使う場合は、機能が制限される可能性があるでしょう(*6)。通信事業会社によって割り当てられている周波数帯が異なり、通信事業会社が使っている周波数帯の通信に対応できない機種も存在するのです(*9)。各社ホームページにて適応する周波数帯が分かる機種一覧表が掲載されているので、あらかじめ確認しておきましょう。

*6:参考「SIMロック解除のお手続き」(au)

*9:参考「各携帯電話事業者の通信方式と周波数帯」(総務省)




SIMロック解除がされているか確認する方法

スマホを触る女性


お手持ちのスマホがSIMロック解除されているかを確かめる方法の一例を紹介します。以下の手順に従って確認してみましょう。

iOS14以降を搭載したiPhoneでの確認方法を紹介します。iOS13以前の機種をお使いの場合は、契約している通信事業会社に問い合わせて確認しましょう。

(1)ホーム画面にある「設定」アプリを開く
(2)設定画面の「一般」の項目を選択する
(3)一般画面の「情報」を選択する
(4)「SIMロック」の項目を確認し「SIMロックなし」と書いてあればSIMロックが解除されている


*10:参考「iPhoneのロックを解除して別の通信事業者で使う方法」(Apple)

一部のAndroid機種では下記の手順でSIMロックの状態を確認できます。下記の手順の通りにおこなっても確認できない場合は、契約中の通信事業会社に相談しましょう。

(1)ホーム画面にある「設定」アプリを開く
(2)設定画面の「端末情報」の項目を選択する
(3)端末情報から「SIMカードの状態」を選択する
(4)「ステータス」を確認し「許可」と書いてあればSIMロックが解除されている


*11:Androidは機種によって表記が異なる可能性があります。
参考「SIMロック解除のお手続き」(UQ mobile)




SIMロック解除のメリットとデメリット

メリットとデメリット


SIMロックを解除するメリットとデメリットを解説します。SIMロック解除を迷っている方は以下の内容を見て判断しましょう。

SIMロック解除のメリット

SIMロックを解除するメリットは、対応機種であればどの通信事業会社のSIMカードを挿しても同じ端末で通信ができる点です。SIMロックを解除しておけば、今よりも条件の良いプランが他社で出た場合に利用中のスマホのままでも乗り換えができる可能性があります。利用料金が高いと感じている方は、オンライン専用ブランドや格安スマホへの切り替えによって月々の支払いを安くできるかもしれません。また海外に行ったとき、現地のSIMカードに挿し替えるとすぐにデータ通信ができる点もメリットでしょう(*2)。

*2:参考「SIMロックについて」(総務省)

SIMロック解除のデメリット

SIMロックを解除するとスマホ利用の自由度が上がるだけで、基本的にデメリットは無いといえるでしょう。ただし通信事業会社で購入したスマホのSIMロックを解除して他社のSIMカードを入れて使う場合の動作補償などがされていない点には注意が必要です。注意点でも紹介しましたが、機種によっては特定のSIMカードに適応しない機種もあるので各通信事業会社のホームページなどであらかじめ確認しておきましょう(*6)。

*6:参考「SIMロック解除のお手続き」(au)




ニーズに合わせてトッピング!povo2.0なら自分にぴったりなプランが選べます

パズルのピースを持つスーツ姿の男女5人


SIMロック解除の方法やメリット・デメリットを今回はまとめました。SIMロックを解除して通信事業会社を自由に選べるようになったら、povoを使ってみてはいかがでしょうか。

オンライン専用ブランド「povo2.0」は基本料金0円です(*12)(*13)。ご自身で必要な有料トッピングをおこない、使った分だけの利用料金で済みます。たとえば通信データの追加は、1GB(7日間)からおこなえて3GB(30日間)や20GB(30日間)、最大で150GB(180日間)まで可能です。さまざまな有料トッピングがほかにもあるので、お好みのカスタマイズでご利用ください。月々のデータ通信量が変動したり余っていたりする方はpovoによって利用料金を最適化しましょう。

*12:契約から180日以上の期間に一度も有料トッピングの購入などがない場合は、利用停止や契約解除となる場合があります。また同一名義で5回線(*)ご契約の場合、累計6回線目以降、税込3,850円/回線の契約事務手数料がかかります。
*過去1年以内に、解約済、当社によりキャンセルした回線も含む。データトッピングを購入しない場合、送受信最大128kbpsとなります。
参考:「povo2.0プラン詳細」(povo)

*13:国内通話は税込22円/30秒、SMS送信には税込3.3円/通(70文字まで)がかかります。また衛星電話への通話など、一部通話料が異なる場合があります。詳細はこちら
SMSは無料で受信できます。機種によっては最大全角670文字まで送信可能です。ただし134文字までは2通分、それ以降は67文字ごとに1通分の送信料がかかります。
参考:「povo2.0プラン詳細」(povo)

povoは広いエリアで人口カバー率99.9%(*14)を実現しているau 4G LTE回線を使っておりエリアも品質も安心です。またpovoではauの5G(*15)ネットワークも利用できます。通信事業会社を迷っている方はpovoを試してみてはいかがでしょうか。

*14:「人口カバー率」は国勢調査に用いられる約500m区画において、50%以上の場所で通信可能なエリアを基に算出しています。2020年12月末時点の情報を掲載しています。内容は変更になる可能性があります。対応機種は4G LTE(800MHz)対応機器となります。
参考:「対応エリア」(povo)

*15:5Gは一部エリアでの提供です。詳しくは下記のサイトよりご確認ください。
参考:「対応エリア」(povo)

(2023年3月1日時点の情報を基に本記事は制作しております)

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・iPhoneは、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。TM and (C) 2022 Apple Inc. All rights reserved.
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・iOS商標は、米国Ciscoのライセンスに基づき使用されています。
・「au」はKDDI株式会社の登録商標です。
・SoftBankの名称は日本国およびその他の国におけるソフトバンク株式会社の登録商標または商標です。

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