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Vol.81
更新日:2023年10月6日

SMSとは?送受信の方法や、
届かない・送れない時の対処方法をわかりやすく解説!

Vol.81
更新日:2023年10月6日
スマホを触る女性の写真

SMSは、電話番号を使用してメッセージのやり取りができるサービスで、SNSアプリや銀行系アプリなどの二段階認証にも用いられることがあります。しかし、SMSの詳しい仕様については知らない方も多いのではないでしょうか。

この記事では、SMSの特徴や使えない時の原因・対処法について解説します。「SMSについて詳しく知りたい」「MMSとの違いが分からない」などSMSについて疑問があるという方は、ぜひ参考にしてください。

目次

SMS(ショートメッセージサービス)とは

SMSを送っている

SMSとはどのようなサービスなのか、サービスの特徴や他のメッセージサービスとの違いを解説します。

SMSの特徴

SMS(ショートメッセージサービス)とは、携帯電話の電話番号を使用してメッセージのやり取りを行うサービスです。自分が契約している通信事業者だけでなく、ほかの通信事業者と契約している携帯電話ともやり取りができます。相手の携帯電話番号を知っていれば、基本的に誰とでもやり取りが可能です。

SMSは、一般的に文字のみを入力可能で、写真や動画のやり取りはできません。簡単な文章のやり取りに適しており、待ち合わせ時の連絡などちょっとした連絡に便利なサービスです。

近年ではコミュニケーションの手段としてだけではなく、アカウントのなりすましや乗っ取りを防ぐ目的で、SMSを使って本人確認を行うWebサービスもあります。

なお、SMSの受信は無料ですが、送信時は文字数に応じて1回あたり3~33円程度の料金がかかります。

他のメールサービスとの違い

相手とメッセージのやり取りをするサービスには、SMSのほかに「MMS」や「フリーメール」などがあります。MMS(マルチメディアメッセージングサービス)は、通信事業者が提供するメールサービスで、「○○○○@au.com」のようなメールアドレスが発行されます。SMSとは異なり長文や写真、動画のやり取りも可能です。

MMSは、通信事業者が提供しているサービスであることから、「キャリアメール」とも呼ばれています。MMSは送信側と受信側が同じ通信事業者を利用している場合、SMSのように電話番号でのやり取りが可能です。

また、フリーメールはGmailやYahoo!メールなどのように、登録すれば誰でも無料でメールアドレスを取得できるメールサービスです。MMSと同じようにメールアドレスを利用してメッセージやデータのやり取りができます。

+メッセージとの違い

「+メッセージ」とは、au、docomo、SoftBankの3つの通信事業者が共同開発したメッセージアプリです。電話番号だけでメッセージのやり取りができる点はSMSと同じですが、+メッセージでは画像や動画、スタンプのやり取りもできます。

現在は、au、docomo、SoftBankだけでなく、各通信事業者のサブブランドやMVNOでも利用できます。また、+メッセージはiPhoneとAndroidのどちらにも対応しており、タブレットでも利用可能です。

iMessageとの違い

iMessageはApple端末で使用されるiOS独自のメッセージ機能になります。Apple製品の端末同士でメッセージのやり取りができ、機能としては前述でも紹介したMMS(マルチメディアメッセージングサービス)に近い機能を持っています。具体的な機能は長文や写真、動画のやり取りに加え、絵文字やスタンプを送ることが可能です。なお、iMessageはiOS同士でのやり取りしかできないため、Android端末へのメッセージは自動的にSMSかMMSに変換されて送信されます。

SMSを使用する際のSIMカードの選び方

手持ちのスマホでSMSを送受信するには、適切なSIMカードを選ぶ必要があります。なお、SMSはガラケーでは標準機能として搭載されており、メールメニューからSMSを送受信することができるのでSIMカードは不要になります。

音声通話SIMカードかSMS機能付きSIMカードを用意する

そもそもSIMカードには以下の3つの種類があります。

・音声通信SIMカード
・SMS機能付きSIMカード
・データ専用SIMカード

SMSの送受信には、「音声通話SIMカード」または「SMS機能付きSIMカード」のどちらかが必要になります。

音声通話SIMカードはデータ通信と音声通話の両方に対応したSIMカードで、契約時に電話番号が発行されるためSMSの利用が可能です。大手通信事業者で契約する場合は、基本的に音声通話SIMカードが提供されています。

SMS機能付きSIMカードとは、電話番号は発行されますが音声通話機能の無いデータ通信用SIMカードのことです。電話番号があるためSMSの利用は可能ですが、音声通話はできません。タブレットなど、もともと通話機能の無い端末でSMSを使いたい方におススメのSIMカードです。

データ専用SIMカードは一般的にSMSの送受信ができない

データ専用SIMカードは、音声通話機能を省きデータ通信機能のみに制限することで価格を抑えたSIMカードです。データ専用SIMカードでは電話番号が発行されず、基本的にSMSを利用できません。したがって、すでにデータ専用SIMカードを使用している方でSMSを利用したい場合は、音声通話SIMカードやSMS機能付きSIMカードへの変更が必要です。

また、「アプリを経由して電話番号を取得しSMSの送受信を可能にする」「SMS対応アプリをインストールする」といった方法でもSMSを利用できます。しかし、この方法で取得した電話番号は、いつまで使えるか保証がなく、急にサービスが終了する可能性があります。

SMSを利用するためには、SMSに対応したSIMカードへ切り替えると安心でしょう。

SMSを送信する方法

それでは実際にSMSを送信する方法をiOSとAndroidに分けて紹介します。

iOSでSMSを送信する方法

iPhone(iOS)でのSMS送信方法は、以下の手順で行います。

【設定方法】

①iPhoneホーム画面から「設定」画面を開く

②画面下にある「メッセージ」タブを選択

③「iMessage機能をアクティブにするボタン」を選択しオンにする

【送信方法】

①ホーム画面より「メッセージ」アプリを選択

②右上に表示されている四角のアイコンを選択

③メッセージを入力し「プラスマークタブ」で送信する人を選択し送信

AndroidでSMSを送受信する方法

AndroidでのSMS送信方法は、以下の手順で行います。こちらではGoogleのメッセージを使用した場合の手順を紹介します。

【設定方法】

①メッセージアプリを起動

②「利用規約」に同意し、プロフィール情報を登録

【送信方法】

①「チャットを開始」 を選択

②メッセージを送る相手の名前、電話番号、メールアドレスのいずれかを入力

③メッセージを入力し送信

SMSが届かない・送れない時の原因と対処方法

考えている女性

ここでは、SMSが届かない、相手にきちんと送れない時の原因や対処方法を解説します。SMSに対応しているSIMカードを使ってもSMSの送受信ができない方は、内容をひとつずつ確認し対処しましょう。

電話番号の誤入力

相手にSMSが送れない場合は、単に入力している電話番号が間違っている可能性があります。送り先の電話番号を改めて確認してみてください。

データ専用プランを契約している

SMSは電話番号を用いてメッセージのやり取りをするため、電話番号が発行されないデータ専用プランでは利用できません。データ専用プランを契約している場合は、音声通話やSMS機能付きプランへ切り替えましょう。

電波状況が悪い

SMSは、電話と同じモバイルデータ通信を利用してメッセージのやり取りを行います。そのため、電波状況が悪いとSMSの送受信ができなくなる場合があります。

また、端末に飛行機のアイコンが表示されている場合や、アンテナが1本も立っていない状態の場合は、「機内モード」がONになっているかもしれません。機内モードがONの状態だと、インターネット回線やモバイルデータ通信が切断されるため、SMSの送受信ができなくなります。機内モードがONになっている場合は、設定画面からOFFにすることで状況が改善するでしょう。

スマホの設定により受信ができなくなっている

SMSは、迷惑メール対策と同じように受信拒否設定が可能です。宛先別に受信拒否するように設定できるほか、すべてのメッセージを受信拒否するようにも設定できます。そのため、SMSが届かない場合は、SMSの受信を拒否する設定になっていないか疑ってみてください。

また、SMSは電話番号でメッセージのやり取りを行うため、着信拒否設定をしているとSMSも届かなくなります。端末に登録済み以外の電話番号を着信拒否している場合もSMSの受信ができないため、電話番号の受信設定も見直す必要があります。

iPhoneで端末の設定を見直す場合は、以下の手順で行います。

①「設定」アプリを起動

②「電話」→「着信拒否した連絡先」を選択

③拒否したくない電話番号がある場合は設定を外す

Android端末の場合は端末によって操作が異なる場合がありますが、今回はGoogleのメッセージを使用した場合の手順を紹介します。

①「メッセージ」アプリを起動

②対象となる相手を長押しした後、右上の「メニュー」を選択

③拒否したい電話番号がある場合は「ブロック」を選択

④元に戻す場合は「メニュー」の「スパム/ブロック中」を選択し、対象の電話番号を選択し解除

通信事業者側のブロック機能によるもの

SMSの受信拒否は、端末からの設定だけでなく、通信事業者のブロック機能によって起こる場合もあります。そこで、契約している通信事業者がau、docomo、SoftBankそれぞれの場合における設定変更の方法を紹介します。

・auの場合における設定変更の方法

1.「My au(Web)」へアクセスしログインする
2.「スマートフォン・携帯電話」→「ご契約内容/手続き」→「ご契約情報」を選択
3.「オプションサービス」内「迷惑SMSブロックの無効化」の「変更」ボタンを選択
4.「追加する」を選択し「同意して次に進む」を選択
5. 登録完了後に申込内容を送る連絡先を指定し「この内容で申し込む」を選択

・docomoの場合における設定変更の方法

1.「My docomo」→ 「設定」→「SMS拒否設定」を選択
2. ネットワーク暗証番号を入力し「認証する」を選択
3.「条件を指定して拒否する」または「電話番号を指定して受信する」を選択
4. 表示された条件の中から希望に合う条件を選び、「確認」→「設定を確定する」を選択

・SoftBankの場合における設定変更の方法

1. 「My SoftBank」へログインする
2. 「SMS」を選択し、「なりすましSMSの拒否」「電話番号メール 拒否・許可の設定」「URLリンク付きSMSの拒否」「迷惑SMSフィルター」を確認
3. 現在の状態に問題がある項目は「変更する」を選択し、希望に合わせた設定へ変更する

端末の不具合

スマホでSMSを利用する場合、SMSアプリの起動が必要です。そのため、アプリがフリーズする、起動しないなどの不具合によりSMSの送受信や閲覧ができないことがあります。端末の再起動やアプリの更新などで解決する場合があるため、アプリが起動しない場合は一度こうした対策を試してみましょう。

また、SMSアプリを起動できない原因には、スマホのメモリが不足している可能性も挙げられます。メモリが不足すると正常な動作ができなくなるため、メモリを圧迫している不要なキャッシュやデータなどを削除し、アプリが正常に動作する環境を整えましょう。

MNPで乗り換えをした

MNP(モバイルナンバーポータビリティ)は、電話番号を維持したまま他の通信事業者に移行することができる制度です。この制度は便利な一方、MNPで乗り換えたことによって一部の国際SMSが送受信できなくなる場合があります。これは、通信事業者によって国際SMSに対応している国・地域が異なるためです。

国内のSMSは問題なく利用できますが、企業や自治体のなかには日本と海外でSMSを利用した配信をしているところもあります。そのため、MNPをした後に自治体からの連絡や通知を受け取れなくなった場合は、ご利用中の通信事業者に問い合わせてみてください。

SMS対応のSIMカードを契約するならpovo2.0がおススメ!

SMS対応のSIMカードを探している方におススメなのは、ゼロから自分だけのプランを作れる「povo2.0(※1)」です。povo2.0は基本料金が0円(※2)(※3)(※4)、データ容量や通話などのトッピング(有料)を追加していく料金システムになっています。そのため、自分の使い方に合わせた過不足の無い料金でスマホを使えます。

povo2.0の国内SMSは、1通あたり3.3円(税込/70文字まで)で送信でき、受信料はかかりません。さらに、フィッシング詐欺などに関わる不審なSMSを拒否するブロックサービスが無料で利用できます。便利なSMSを安全に利用できる環境が整っているので、ぜひpovo2.0でSMSを活用してみてください。

参考:「迷惑SMSブロック」(povo)

また、povo2.0では海外ローミングサービスの利用も可能です。海外200以上の国や地域で音声通信・国際SMSを利用することができます。(※5)。

参考:「海外ローミング」(povo)

※1:お手続き・サポートはすべてオンラインとなります。povo2.0アプリや公式サイトからお問い合わせください。
※2:同一名義で5回線(*)ご契約の場合、累計6回線目以降、税込3,850円/回線の契約事務手数料がかかります。180日以上の期間、一度も有料トッピングの購入などが無い場合は利用停止または契約解除となることがあります。
*過去1年以内に、解約済、当社によりキャンセルした回線も含む
※3:国内への通話は税込22円/30秒、SMS送信は税込3.3円/通(70文字まで)が別途かかります。機種により最大で全角670文字まで送信可能です。134文字までは2通分とカウントし、以降は67文字ごとに1通分の送信料がかかります。衛星電話への通話など、一部通話料が異なる場合があります。詳細はこちら
参考:「povo2.0プラン詳細」(povo)
※4:データトッピングを購入しない場合、送受信最大128kbpsとなります。
※5:ご利用料金は渡航先で異なります。

まとめ

SMSは、電話番号だけでメッセージのやり取りができるサービスで、基本的にどのような通信事業者や機種でも使えるのが魅力です。近年では、コミュニケーションツールとしてだけではなく、Webサービス利用時の本人確認に使われる機会も増えています。

povo2.0では迷惑SMSの自動ブロック機能など、ユーザーが安心してSMSを利用できるサービスが整っています。

SMSを便利に利用したい方は、povo2.0を検討してみてください。

※本記事に掲載されている商品またはサービス等の名称は、各社の商標または登録商標です。
・Apple、iPhoneは、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。iPhoneの商標はアイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。
TM and (C) 2023 Apple Inc. All rights reserved.
・Android、Gmail、Googleは、Google LLCの商標です。
・iOS商標は、米国Ciscoのライセンスに基づき使用されています。
・「au」はKDDI株式会社の登録商標です。
・「NTTドコモ」、「docomo」は日本電信電話株式会社の登録商標です。
・SoftBankおよびソフトバンクの名称は日本国およびその他の国におけるソフトバンク株式会社の登録商標または商標です。
・「Yahoo!」は、ヤフー株式会社の日本国内における登録商標または商標です。

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