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Vol.6
更新日:2023年11月15日

SIMロック解除とは?
メリットやデメリット、解除方法を詳しく紹介

Vol.6
更新日:2023年11月15日
手でばってんを作っている男性。

端末が使えるうちは大事に使いたい、と考えている方も多いのではないでしょうか。なかには通信事業者で買った端末のままで、オンライン専用ブランドや格安SIMに乗り換えようと思っている方もいるかもしれません。

しかし、SIMを替えただけでは、「SIMロック」がかかっていて、通信できない場合があります。SIMロックがかかった端末を使うための方法やメリット・デメリットを解説していきます。

目次

SIMロック解除とはどの通信事業者のSIMでも使える状態にすること

SIMロック解除とはどの通信事業者のSIMでも使える状態にすること

通信事業者でスマホを購入した場合、契約した通信事業者以外のSIMを挿入しても通信が利用できません。特定のSIMのみ使えるようにスマホ端末に制限をかける仕組みを「SIMロック」といいます。SIMロックによる通信の制限を取り払い、ほかの通信事業者のSIMでも使える状態にするのが「SIMロック解除」です。

2021年10月1日以降に発売される機種はSIMロックが原則禁止に

2021年8月に改正された「移動端末設備の円滑な流通・利用の確保に関するガイドライン」によって、2021年10月1日以降に発売された機種は原則としてSIMロックが設定されずに販売されています。

つまり、2021年10月1日以降に発売された機種は「SIMフリー」となるため、どの通信事業者のSIMも対応機種であれば解除手続きなしで利用できるようになりました。各社がさまざまなスマホの料金プランを登場させており、乗り換えを検討している方もいるのではないでしょうか。ガイドラインの改正によって通信事業者を乗り換えるハードルが下がり、恩恵を受ける方は少なからずいるでしょう。

ただし、「分割払いの端末代金が払われない可能性がある」など正当な理由があれば、総務省へ確認したのちSIMロックがかかった状態で販売されるケースもあります。SIMロックがかけられた場合でも一括で支払ったり、クレジットカードといった自動的な支払い方法に切り替えたりすると無料で解除できるので、早めの対応がおススメです。

2021年9月以前に購入した端末でも、無料でSIMロック解除の手続きができる

2021年9月30日以前に購入した機種は、代金を全額支払っている場合、インターネットからであれば手数料無料でSIMロックを解除できます(※1)。分割払いは購入から101日以上経っている場合は即解除でき、100日以内の場合は2ヵ月分の前払いやクレジットカードで支払うなど信用情報の確認ができるとSIMロック解除が可能です(※1)。

※1:購入時以外に店舗でSIMロック解除の手続きを行う場合は手数料がかかる場合があります。

SIMロック解除をするメリット

SIMロック解除をするメリット

SIMロックを解除するメリットは、大きく分けて以下の2つです。

どの通信事業者でも通信ができる

SIMロックを解除することで、どの通信事業者の回線でも通信が可能となります。SIMロックがかかった状態の場合、基本的には端末を購入した通信事業者のSIMカードしか使えません。

しかし、SIMロックを解除すれば、端末を買い替えることなく、他社の回線への乗り換えが自由にできます。月額料金やプランを見直したい方は、SIMロックを解除すれば選択肢が一気に増えるでしょう。ただし、通信事業者によって利用できる端末が異なりますので、事前に各通信事業者に確認しておきましょう。

海外のSIMカードも利用することができる

メリットのひとつとして、海外のSIMカードを利用できる点も挙げられます。海外に行った際は、渡航先に対応しているSIMカードを自分のスマホに差し替えるだけで通信ができます。わざわざ現地で新しい端末を購入したり、Wi-Fiをレンタルしたりする必要はありません。

海外で利用できるSIMカードには、決められたデータ容量を使い切りで利用できるプリペイドSIMカードもあります。プリペイドSIMカードは、現地の携帯ショップや空港、スーパーマーケットのほか、事前にインターネット通販でも購入可能です。もし海外に行く予定がある場合は、事前にSIMロック解除しておくのがおススメです。

なお、海外のSIMカードを利用せず、各通信事業者が提供している海外ローミングサービスを利用する方法もあります。
povo2.0の海外ローミングについては、下記から確認することができます。
(参考)「海外ローミング」(povo)

SIMロック解除をするデメリット

SIMロック解除をするデメリット

SIMロックを解除するにあたって、大きなデメリットは無いといえます。ただし、留意しておきたい点として以下が挙げられます。

動作保証されていない機種もある

通信事業者で購入したスマホのSIMロックを解除して他社のSIMカードを入れて使う場合、動作保証がされていない点には注意が必要です。動作保証されていない機種を利用すると、今まで利用していたサービスや機能、アプリの使用が一部制限される可能性があります。

特定のSIMカードに対応していない機種もある

機種によっては、特定のSIMカードに対応していないこともあります。あらかじめ自分の持っている機種が、乗り換えたい通信事業者のSIMカードに対応しているのかどうかを確認しておきましょう。詳しくは、各通信事業者のWebサイトで確認できます。

SIMロック解除手数料について

2023年9月までは、店頭でSIMロック解除を行う場合、手数料として3,300円(税込)がかかる場合があります。Webサイト経由であれば無料でできるケースもあるため覚えておきましょう。

また、2023年10月1日以降は総務省のガイドラインの改定により、すべてのSIMロック解除を無料で行うことが義務づけられます。そのため、2023年10月1日以降はデメリットになりません。

まずはご自身の端末にSIMロックがかかっているかどうか確認してみましょう

まずはご自身の端末にSIMロックがかかっているかどうか確認してみましょう

お手持ちのスマホにSIMロックがかかっているか、確かめる方法の一例を紹介します。以下の手順にしたがって確認してみましょう。

iPhoneの場合

iOS14以降のiPhoneでの確認方法を紹介します。iOS13以前の機種をお使いの場合は、契約している通信事業者に問い合わせ確認してください。

1. ホーム画面にある「設定」アプリを開く
2. 設定画面の「一般」の項目を選択します
3. 一般画面の「情報」を選択します
4. 「SIMロック」の項目を確認し「SIMロックなし」と書いてあればSIMロックが解除されている

Androidスマホの場合(※2)

一部のAndroid機種では、下記の手順でSIMロックの状態を確認できます。手順通りに行っても確認できない場合は、契約中の通信事業者に相談しましょう。

1. ホーム画面にある「設定」アプリを開く
2. 設定画面の「端末情報」の項目を選択します
3. 端末情報から「SIMカードの状態」を選択します
4. 「ステータス」を確認し「許可」と書いてあればSIMロックが解除されている

※2:Androidは機種によって表記が異なる可能性があります。

SIMロックを解除する方法

SIMロックを解除する方法

SIMロックの解除方法は、Webサイトで行うか・店舗へ持ち込むかの2通りが一般的です。今回はそれぞれの解除方法を解説します。また通信事業者ごとの具体的な方法も併せて紹介しますので、参考にしながら手続きを進めましょう。

店舗で解除する

契約している通信事業者の店舗へスマホを持っていけば、SIMロックは解除できます。店舗での解除申請には、運転免許証やマイナンバーカードといった本人確認書類が必要です。利用できる本人確認書類は通信事業者ごとで異なるため、あらかじめ確認のうえ、用意しておきましょう。

なお、2023年9月までは店頭での解除手続きには1台3,300円(税込)がかかる場合がありますが、2023年10月1日からは手数料が無料になります。

Webサイトで解除する

Webサイトで解除する

Webサイト経由で解除する場合は、ご自身が契約している通信事業者の会員サポートページから行えます。オンライン手続きであれば、基本的に手数料はかかりません。また、前述の通り2023年10月以降はSIMロック解除の手数料が不要となります。

SIMロックの解除手順は各通信事業者のホームページに掲載してありますので、案内に従って作業を進めましょう。

【au】SIMロック解除方法

スマホやパソコンからSIMロック解除を行う場合は、以下の手順を踏みます。

1. auのマイページにログイン
2. SIMロックを解除したい電話番号を選択。契約時に決めた4桁の暗証番号を入れてください。暗証番号の入力画面が表示されない場合もありますが、その場合は気にせずに次のステップに進んでも問題ありません
3. SIMロック解除のお手続きの画面に進み、「au/UQ mobileで購入した端末」または「その他の端末」を選択します
4. SIMロックが解除可能であることを確認できたら、解除したい理由や連絡先を選択
5. 「この内容で申し込む」を選択すれば仮登録が完了
6. 指定した連絡先のメールアドレス宛に確認メールが届き、指定された有効期限内に送られてきたURLを選択して本登録が完了

万が一メールが届かない場合は、迷惑メールに振り分けられている可能性があります。確認メールを受信できるように設定を変更し再度登録を行いましょう。

なお、SIMロックを解除するには、「2015年4月23日以降に発売されたSIMロック解除機能対応機種であること」や「機種購入から101日目以降であること」「ネットワーク制限中でないこと」など条件を満たす必要があります(※3)。詳しくはauのホームページで確認しましょう。

※3:参考「SIMロック解除のお手続き」(au)

【docomo】SIMロック解除方法

前提として、docomoでSIMロック解除を行う場合は、IMEI(製造番号)が必要です。電話アプリで「*#06#」とダイヤル入力すると、15桁のIMEI(製造番号)が表示されるので、控えておきましょう。(※4)

スマホやパソコンからSIMロック解除を行う場合、以下の手順を踏みます。

1. My docomoにログイン
2. 「お手続き」からSIMロック解除を選択します。この時、docomoの回線からアクセスする場合は契約時に設定した「ネットワーク暗証番号」が必要です。Wi-Fiといったdocomo以外の回線からアクセスする場合は「dアカウント」が必要です
3. ログインが完了したら、注意事項を読みに段階認証へと進みます
4. SMSに送信されるセキュリティコードを入力します
5. 必要事項を入力して「次へ」を選択します。この時、事前に調べたIMEI(製造番号)を入力する
6. 手続きの内容を確認して問題がなければ、「手続きを完了する」を選択します
7. 受付完了のメールが届けば手続きは完了

SIMロックを解除するには、「ネットワークの利用制限やおまかせロックなどの各種ロックがかかっていないこと」「解除予定の機種が購入から100日以上が経過していること」「端末代金の精算が終わっていること」などいくつかの条件をクリアする必要があります。(※5)詳しくはdocomoのホームページで確認してください。

※4:「*#06#」と入力してもIMEI番号が表示されない機種もあります。
※5:参考「SIMロック解除」(docomo)

【SoftBank】SIMロック解除方法

SoftBankのSIMロック解除をスマホやパソコンで行う場合は、docomoの時と同じようにIMEI(製造番号)が必要です。IMEI(製造番号)はスマホの電話アプリの画面で「*#06#」と入力すると確認できます(※6)。

SIMロック解除は、以下の手順で行います。

1. My SoftBankにログイン
2. 右上のメニューを選択し、「契約・オプション管理」を選択します
3. 「オプション」の項目から「SIMロック解除手続き」を選択します
4. 事前に準備しておいたIMEI(製造番号)を入力する
5. 内容を確認し問題がなければ「解除手続きする」を選択し完了

なお、Android端末を利用している場合は、のちほど「SIMロック解除コード」を端末に入力する必要があるため、メモをとっておきましょう。

ほかの通信事業者同様、SoftBankの場合もSIMロックを解除するためにはいくつかの条件が設けられています。「安心遠隔ロックが解除されている」「ネットワーク利用制限がかかっていないこと」などが条件となっています。また解除予定の端末に故障や水濡れがある場合は、修理が終わらないと手続きできません。(※7)詳しくはSoftBankのホームページで確認してください。

※6:「#06#」と入力してもIMEI番号が表示されない機種もあります。
※7:参考「ソフトバンクの携帯電話を他社で利用する/SIMロック解除」(SoftBank)

SIMロック解除をする時の注意点

SIMロック解除をする時の注意点

SIMロックを解除する際には注意点があります。代表的なものを以下にまとめましたので、事前にチェックしておきましょう。

SIMロック解除に対応していない機種がある

機種のなかには、SIMロック解除に対応していないものも存在します。総務省は2015年5月以降に発売されるすべての機種について、SIMロック解除の対応を原則として求めるとガイドラインで発表しました。つまり2015年4月以前に発売された機種は、SIMロック解除対応が求められていなかったので、そもそもSIMロックを解除できない可能性があるのです。SIMロック解除に対応している機種かどうかは、各通信事業者のホームページで確認できます。

初期化が必要になる場合がある

SIMロックの解除は、基本的に初期化の必要はありません。ただし、何らかの事情で初期化が必要となるケースも無いとは言い切れません。初期化をすると、スマホに保存されていた写真や電話番号が消えてしまう可能性があります。そこでSIMロック解除を行う前に、念のためSDカードやパソコンにバックアップをとっておくと安心です。

また、該当機種がiPhoneかつSIMロック解除後も現在のSIMカードを利用し続ける場合は、iPhoneの初期化が必要となります。そのため、該当するケースにあてはまる方は、必ず事前にバックアップをとりましょう。なお、別の通信事業者のSIMカードに乗り換える場合はiPhoneであっても原則初期化する必要はありません。

乗り換え先のSIMに対応していない場合がある

SIMロックが解除されている機種であっても乗り換え先のSIMに対応していなければ使えません。特に、通信事業者で購入したスマホやタブレットに他社のSIMを入れて使う場合は、機能が制限される可能性があるでしょう。通信事業者によって割り当てられている周波数帯が異なり、通信事業者が使っている周波数帯の通信に対応できない機種も存在するのです。

各社ホームページにて適応する周波数帯が分かる機種一覧表が掲載されているので、あらかじめ確認しておきましょう。

ニーズに合わせてトッピング!povo2.0なら自分にピッタリなトッピングが選べます

ニーズに合わせてトッピング!povo2.0なら自分にピッタリなトッピングが選べます

今回は、SIMロック解除の方法やメリット・デメリットをまとめました。SIMロックを解除して通信事業者を自由に選べるようになったら、povo2.0を使ってみてはいかがでしょうか。

オンライン専用ブランド「povo2.0(※8)」は基本料金0円です(※9)(※10)(※11)。ご自身で必要な分の有料トッピングを選べば、無駄のない料金で利用できます。例えばデータ容量の追加は、1GB(7日間)390円/回(税込)から行え、3GB(30日間)990円/回(税込)や20GB(30日間)2,700円/回(税込)、最大で150GB(180日間)12,980円/回(税込)まで可能です。さまざまな有料トッピングがほかにもあるので、お好みのカスタマイズでご利用ください。月々のデータ通信量が変動したり余っていたりする方はpovo2.0で利用料金を最適化しましょう。

povo2.0は、広いエリアで人口カバー率99.9%(※12)を実現しているau 4G LTE回線を使っておりエリアも品質も安心です。またpovo2.0では、auの5G(※13)ネットワークも利用できます。通信事業者を迷っている方は、povo2.0を試してみてはいかがでしょうか。

※8:お手続き・サポートはすべてオンラインとなります。povo2.0アプリや公式サイトからお問い合わせください。
※9:同一名義で5回線(※)ご契約の場合、累計6回線目以降、税込3,850円/回線の契約事務手数料がかかります。180日以上の期間、一度も有料トッピングの購入などが無い場合は利用停止または契約解除となることがあります。
※過去1年以内に、解約済、当社によりキャンセルした回線も含む
※10:国内への通話は税込22円/30秒、SMS送信は税込3.3円/通(70文字まで)が別途かかります。機種により最大で全角670文字まで送信可能です。134文字までは2通分とカウントし、以降は67文字ごとに1通分の送信料がかかります。衛星電話への通話など、一部通話料が異なる場合があります。 参考:「povo2.0プラン詳細」(povo)
※11:データトッピングを購入しない場合、送受信最大128kbpsとなります。
※12:「人口カバー率」は国勢調査に用いられる約500m区画において、50%以上の場所で通信可能なエリアを基に算出しています。2020年12月末時点の情報を掲載しています。内容は変更になる可能性があります。対応機種は4G LTE(800MHz)対応機器となります。
※13:5Gは一部エリアでの提供です。詳しくは下記のサイトよりご確認ください。
参考:「対応エリア」(povo)

まとめ

今回は、SIMロック解除のメリットやデメリット、解除方法を解説しました。定期的にプランや料金を見直して自分に合った通信事業者を選びたい方や、海外でスマホを利用する予定のある方はSIMロック解除を行うのがおススメです。

なお、2023年9月までは店頭でSIMロック解除をお願いすると手数料が発生する場合がありましたが、2023年10月以降は無料になります。無料になれば、以前よりも気軽にSIMロックを解除できるでしょう。

SIMロック解除を行う際はいくつかの条件や注意点があり、念のためバックアップをとっておくと万が一の場合にも安心です。

近年では、通信事業者の選択肢が増えてきているので、SIMロック解除をきっかけに自分に合ったプランを探してみてはいかがでしょうか。

※本記事に掲載されている商品またはサービス等の名称は、各社の商標または登録商標です。
・iPhoneは、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。iPhoneの商標はアイホン株式会社のライセンスに基づき使用されています。
TM and (C) 2023 Apple Inc. All rights reserved.
・Android、Googleは、Google LLCの商標です。
・「au」はKDDI株式会社の登録商標です。
・SoftBankおよびソフトバンクの名称は日本国およびその他の国におけるソフトバンク株式会社の登録商標または商標です。
・NTTドコモは日本電信電話株式会社の登録商標です。
・iOS商標は、米国Ciscoのライセンスに基づき使用されています。
・「Wi-Fi」は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。

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