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Vol.50
更新日:2023年4月20日

MVNOの読み方とは?
MNOとの違いについても解説

Vol.50
更新日:2023年4月20日
スマホと通信のイラスト

スマホの新規購入や乗り換えを検討している方のなかには、「MVNO」という言葉を見たことがある方も多いのではないでしょうか。

この記事では、MVNOについて意味を詳しく紹介します。合わせて、同じ携帯電話サービスの通信事業者である「MNO」との違いを解説します。

目次

MVNOとは?

MVNOとは、「Mobile Virtual Network Operator(モバイルバーチャルネットワークオペレーター)」の略称です。MVNOはそのまま「エムブイエヌオー」と読むのが一般的です。

また、MVNOを日本語に訳すと、「仮想移動体通信事業者」という言葉になります。MVNOとは一体どういったものなのか具体的に解説します。

スマホとSIMカード

MVNOとは、「格安スマホ」や「格安SIM」と呼ばれる通信サービスを提供している通信事業者のことを指します。

MVNOに該当する通信事業者は「自社で通信設備(インフラ)を持っていないこと」が大きな特徴といえます。MVNOは、「MNO(移動体通信事業者)」に該当するKDDIやdocomo、SoftBankといった通信事業者の回線を借りて、通信サービスをお客さまに提供しています。

この特徴から、「仮想移動体通信事業者」の「仮想」という言葉は、自社の回線設備を持たずMNOの回線を借りて通信サービスを提供している点に由来しています。

「通信サービスを提供するのはMNOも同じなのに、どうして回線をMVNOに貸してくれるの?」と不思議に思う方もいるかもしれません。MNOが回線を貸してくれるのは、スマホに使用できる電波が有限であることに起因しています。

実は、スマホに利用できる電波は、さまざまな理由から利用できる上限が決められています。そのため、一部企業によるスマホ用電波の独占を避けるべく、MVNOがMNOから回線を借りられるような仕組みが設けられているのです。

実際、総務省のMVNOに関するガイドラインにも、「MNOは、MVNOから回線設備の提供依頼を受けた場合、MNOはその依頼に応じる義務がある」という旨が書かれています。

このMVNOに関する義務および仕組みは、電波の独占を避けるだけでなく、スマホ市場の競争を促進し、スマホの料金を適正にすることにもつながっています。

また、MVNOは端末の購入や相談窓口などがある実店舗を設けず、Webでお申し込みや相談などをおこなっているケースが多く、それらにかかる運営費を抑えることで安い月額料金を実現しています。

現在、MVNO市場では多くの企業が続々と参入しており、さまざまな料金プランやキャンペーンの実施はもちろん、映像コンテンツ特化など、独自の付加価値を付けているケースも少なくありません。

MVNOとMNOの違い

2台のスマホを使い比べる女性

先ほどの項目でも登場した「MNO」は、MVNOに欠かせない自社の回線設備を持つ通信事業者になります。ここでは、MVNOとMNOのさまざまな違いについて解説します。

MNOとは

MNOとは、「Mobile Network Operator(モバイルネットワークオペレーター)」の略称であり、日本語では「移動体通信事業者」という言葉になります。MVNOとは、「Virtual(仮想)」という単語が入っていない点で異なります。

MNOは日本では別名として「キャリア」とも呼ばれることも多く、MNOは、基本的にKDDI(au)やdocomo、SoftBank、楽天モバイルといった通信事業者を指しています。

MNOに該当する通信事業者は総務省から決まった周波数帯の電波(700MHz~28GHz帯)を振り分けられており、その電波を自社の回線設備(基地局)を介することで、お客さまのスマホ端末に届けています。

また、MNOは自社で通信設備(インフラ)を展開しているために、高速で安定した通信を広いエリアでおこなえるのも大きな特徴かつ魅力といえるでしょう。

MVNOはMNOに比べて月額料金が安くなることがある

MVNOとMNOを比較した場合、MVNOの月額料金のほうが安くなる傾向にあります。 その理由は、さきほども説明したとおり、MVNOはMNOの回線を借りてサービスを提供しています。自社で回線や基地局などの設備投資費をかける必要がほとんどないため、利用料を下げる形で利用者に還元しているのです。

その他にも、MVNOはスマホなどの端末を自社で開発せずに「SIMフリー」と呼ばれる端末を再販することで開発費の削減をおこなっています。また、手続きの一部、またはすべてをオンライン上でおこなうなど、さまざまな手段を用いてサービス提供に関わるコストを削減しています。

これらのMVNOの仕組みおよび取り組みが、MNOに比べMVNOの月額料金が安くなりやすい理由と考えられるのです。

店舗数やサポート内容の違い

MNOである通信事業者は、全国各地に多数の店舗を構えており、店頭での来客対応やサポート、契約手続きなどを実施しているのが特徴です。

対してMVNOの場合は、各地に専用の店舗を持っているのは一部のブランドに限られており、実店舗での販売は家電量販店を通しておこなっているという通信事業者も少なくありません。また、なかには契約や各種手続きをオンライン上のみでおこなっているという通信事業者もいるのが特徴です。

そのため、店舗スタッフに直接話を聞いたうえで手続きしたいという方や、店舗でのサポートを受けたいという方は、MVNOを利用する際には注意が必要になります。

さらに、店舗の有無や展開数の違いと同様に、MVNOとMNOではサポート内容も異なっています。MNOは店舗での販売や各種サポートを手厚くおこなっているのに対して、MVNOの場合、手続きをオンラインでおこなうケースが多いことに加え、契約後にスマホを使えるようにするには、自身で開通処理をおこなう必要があります。

したがって、手厚いサポートや店舗を利用したい方はMNOが、店舗対応にこだわりはなく、スマホの開通処理などを自身で問題なくおこなえる方はMVNOが適しているといえるでしょう。

支払い方法の違い

MVNOとMNOでは、選べる支払い方法にも違いがあります。例えば、MNOの場合は一部の通信事業者を除き、口座振替をはじめ、クレジットカード支払いや払い込み用紙での支払いから自身の好きな支払い方法を選ぶことができます。

対してMVNOの場合、一部の通信事業者では口座振替に対応しているケースがあるものの、クレジットカード支払いに限定している通信事業者が多いのが特徴です。

そのため、支払い方法を自由に選択したい、クレジットカードを持っていないという方はMNO、クレジットカード支払いでも問題ないという方はMVNOが適しているといえるでしょう。

MNOにも月額料金を安く抑えることのできるブランドがある

MVNOの特徴のひとつとして料金を抑えられるというポイントがありましたが、MNOにも月額料金を抑えられるブランドがあり、UQモバイルやpovoがそれにあたります。

MNOのサービスにも関わらず、料金を抑えたサービスを提供できるのには以下のような理由が挙げられます。

  • ・オンライン専用であること
  • ・必要な機能のみ利用できる料金プランであること
  • ・各種サービスや割引が削減されていること

「オンラインのみでの申し込み」となっているケースが多いのが特徴です。UQモバイルの場合は実店舗での申し込みが可能ですが、povoの場合は各種手続きやサポートはすべてオンラインでの対応となります。

すべてをオンライン上で完結することで、店舗運営にかかる経費やスタッフ等の人件費を削減し、低価格での料金プランを実現しているのです。

また、料金プランのなかには、必要な機能を必要な分だけ利用できる仕組みとなっているものも少なくありません。自分に必要な機能のみに厳選することで、月額利用料を抑えることができるのです。

ただし、料金が安いMNOのオンライン専用プランは、従来の料金プランで利用できていたサービスや割引が利用できない場合があります。サービスや割引を削減することで、低価格を実現しております。

料金が安いMNOのオンライン専用プランで利用できない従来サービスには、次のようなものが挙げられます。

  • ・キャリアメール
  • ・家族割引
  • ・対面、電話でのサポートサービス
  • ・スマホと固定回線のセット割  など

利用できないサービスに該当するものは、通信事業者やプラン内容によっても異なるため、以上のサービスのすべてが利用できないとは限らない可能性があります。

ただ、料金の安いMNOのオンライン専用プランを利用したいと考えている場合は、必要な機能が使えるかどうかだけでなく、キャリアメールをはじめ従来利用できていたサービスのなかに利用できないと困るものはないかきちんと確認しておくべきといえるでしょう。

MNOでおトクなスマホプランをお探しの方におススメのpovo2.0!

「MNOで料金を安く抑えたい」「MNOでおトクな料金プランで使えるスマホを探している」という方は、povo2.0(※1)がおススメです。

povo2.0は、MVNOとは異なりauの回線を品質そのままで利用できるのが特徴のMNOです。月額料金を抑えながら、広いエリアで安定かつ高品質な通信速度でスマホを利用できます。

また、povo2.0は基本料0円(※2)(※3)(※4)、必要な機能のみを有料トッピングとして追加することで自由に使える新しいタイプの料金プランも特徴です。

選べる有料トッピングは、期間やデータ容量違いの データトッピング6種類、映像サブスクリプションをはじめとしたコンテンツトッピング2種類、通話トッピング2種類、サポートトッピング1種と豊富な選択肢が魅力です。また、期間限定でお試しトッピングを実施している場合もあります。
参考:【期間限定】お試しトッピング|【公式】povo2.0

有料トッピングを必要な時に、必要な分だけ購入して使えるため、利用料を管理しやすい料金プランとなっています。(ただし、有料トッピングの購入などが180日間以上ない場合、利用停止、契約解除となる場合があるため注意しましょう)

「トッピングの選択肢がたくさんあって便利だけど自分に合ったトッピングがわからない!」という方に向けて、povoサポートではチャットにて随時料金相談を実施しているため、どの料金プランがよいかわからないという方も安心して利用できます。

さらに、eSIM対応端末でなくても、SIMカードをさし替えるだけでお持ちのスマホを継続して利用できるので、気軽に乗り換えることも可能です。

  • ※1:オンライン専用のプランなので、お手続きやサポートなどはすべてオンラインのみとなります。店頭・電話でのサポートはありません。
  • ※2:手数料など別途費用がかかる場合があります。180日以上の期間、一度も有料トッピングの購入などがない場合は利用停止または契約解除となることがあります。あらかじめご了承ください。 同一名義で5回線(*)ご契約の場合、累計6回線目以降、税込3,850円/回線の契約事務手数料がかかります。
    *過去1年以内に、解約済、当社によりキャンセルした回線も含む
    参考:「povo2.0プラン詳細」(povo)
  • ※3:国内への通話は税込22円/30秒、SMS送信は税込3.3円/通(70文字まで)が別途かかります。機種により最大で全角670文字まで送信可能です。134文字までは2通分とカウントし、以降は67文字ごとに1通分の送信料がかかります。衛星電話への通話など、一部通話料が異なる場合があります。詳細はこちら
    参考:「povo2.0プラン詳細」(povo)
  • ※4:データトッピングを購入しない場合、送受信最大128kbpsとなります。
  • ※本記事に掲載されている商品またはサービス等の名称は、各社の商標または登録商標です。
  • ・「au」はKDDI株式会社の登録商標です。
  • ・docomoは日本電信電話株式会社の登録商標です。
  • ・SoftBankおよびSoftBankの名称は日本国およびその他の国におけるソフトバンク株式会社の登録商標または商標です。
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