「そもそも機種変更とキャリアの見直しは同時にできるの?」
「同時期に変更する場合、機種とキャリアどちらを先に見直せば良いのだろうか・・・」
このようなお悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか?確かに、よく理解しないまま機種変更やキャリアの見直しをしようとすると漠然とした不安がつきまといますよね。
結論からお伝えすると機種とキャリアは同時に変更可能です。
本記事では機種とキャリアを同時に変更する具体的な手順と、おトクにキャリアを変更する3つの方法を紹介します。
目次
キャリア変更時に現在と同じ電話番号は使える?
そもそもキャリア変更を機種変更と同時期に行う際に、現在のキャリアで利用している電話番号を変更先のキャリアでも使えるのか気になる方も多いのではないでしょうか。
結論、問題なく現在お使いの電話番号を、変更先のキャリアで使えます。
キャリア変更時に電話番号を引き継ぎする方法は、MNP※1「ワンストップ」と「ツーストップ(従来方式)」があります。
従来は、ツーストップを採用していたため、現在お使いのキャリアでMNP予約番号※2を発行し、変更先のキャリアでMNP予約番号を登録した上で、申し込みをする必要がありました。
つまり変更元と変更先で2回手続きが必要だったわけです。
しかし、2023年5月24日より、一部のキャリア間のWeb手続きにおいては、MNPワンストップが利用できるようになりました。
MNPワンストップとは従来事前に必要であったMNP予約番号の発行が不要になり、変更先のキャリアで申し込み手続きをしながらMNP予約番号の確認ができ、キャリアを変更した場合でも、現在お使いの電話番号をそのまま使える方式のことです。
新方式により、変更先での1度の手続きで現在お使いの電話番号が使えるようになりました。
※1:MNPとは、「Mobile Number Portability」の略で、電話番号の持ち運びを可能にした仕組みのこと。
※2:MNP予約番号とは、電話番号を変更先のキャリアでも引き続き利用するための手続きに必要な番号です。
機種変更とキャリア変更の手順について
同時期に変更する際、機種とキャリアのどちらを先に変更しても問題はありません。ここでは、それぞれに応じた変更手順を紹介します。
機種を先に変えるなら
新しい端末を事前に準備し、機種変更をした上で、キャリアを変更する手順は次の通りです。
1. 現在お使いの旧端末のSIM種別を確認する(SIMカード/eSIMなど)
2. 変更予定のキャリアで対応可能なSIM種別を確認する
3. SIMフリーまたはSIMロックが解除済みで、1と2の条件を満たす端末を用意する
4. 現在お使いの旧端末のデータをバックアップしておく
5. 旧端末のSIMカードを新しい端末に差し替える
6. 新端末でキャリアの変更手続きをする
7. 変更先のキャリアから送られてくる新しいSIMカードに差し替える
8. APN設定を行う
なお、5の手順を踏んだ段階で、旧キャリアでお使いの電話番号を変更先のキャリアでも使いたい場合は、旧キャリアでMNP予約番号を発行する必要があります。
その後、MNP予約番号を確認の上、新端末でキャリアの変更手続きを行います。ただし、2023年5月24日よりWeb手続きにおいてMNPワンストップが利用可能となったキャリアについては、この手続きは不要です。
MNPワンストップの対応キャリアについては、以下の総務省携帯電話ポータルサイトに記載されていますので、参考にしてみてください。
参考:携帯電話ポータルサイト|総務省
なお、紹介した手順はあくまでも一般的な流れであり、詳しくは変更予定のキャリアのホームページや問い合わせ窓口でもお確かめください。
キャリアを先に変えるなら
次にキャリアを先に変更した上で、機種変更するおおまかな手順は次の通りです。
1. 現在お使いの旧端末のSIM種別を確認する(SIMカード/eSIMなど)
2. 変更予定のキャリアで対応可能なSIM種別を確認する
3. 旧端末で新キャリアに変更する
4. 新キャリアから送られてくるSIMカードを旧端末に挿入する(キャリアの変更手続き完了)
5. 旧端末でデータのバックアップをとる
6. 新端末を用意する
7. 新端末にSIMカードを差し替える
8. APN設定を行う
MNP予約番号を発行する場合は、3の段階の前に旧キャリアで発行し、MNP予約番号を持って手順3を踏みます。もちろん、MNPワンストップを利用する場合はこの手順は不要です。
なお、紹介した手順はあくまでも一般的な流れであり、詳しくは変更予定のキャリアのホームページや問い合わせ窓口でもお確かめください。
機種変更とキャリア変更時に押さえておくべきポイント
ここまで機種変更とキャリア変更の具体的な手順を紹介してきました。「SIM種別(タイプ)」については、以下でさらに細かく解説し、「解約金や違約金の有無」などその他にも確認しておきたい項目について併せて解説します。
SIM種別(タイプ)を確認する
キャリアと機種を変更する際は、新キャリアで使用するSIMカードが必要です。
しかし、一口にSIMカードと言っても、サイズによって「標準SIM(25×15mm)」や「microSIM(15×12mm)」「nanoSIM(12.3×8.8mm)」などの違いがあります。
また、スマホ一体型のチップを使った「eSIM」もありますので、キャリアと機種を変更する際には、お使いの端末に適合したSIMカードかどうかを事前に確認しなければなりません。
特に、eSIMは「受け取りの手間が少ない」「すぐに差し替え作業ができる」などのメリットがある一方で、対応する機種が限られているデメリットもあります。
物理的に端末本体に差し込むSIMカードの場合は、サイズさえ適合すればどの端末でもお使いいただけますが、変更先のキャリアからSIMカード本体が届くまでに、数日の時間を要します。
機種によってはディアルSIMと言って、SIMを2つ挿せるタイプもありますが、eSIMとSIMカードを1枚ずつしか対応していない場合もあるため、事前の確認が必要です。
なお、povo2.0ではeSIMの開通手続きにも対応しているため、ぜひ検討してみてください。
SIMカードの役割や種類について、詳しく知りたい方は、以下のページを参考にしてみてください。
参考:SIMカードとは?役割や種類、利用時の注意点を解説
機種変更・キャリア変更時に発生する料金
機種変更やキャリア変更時に発生する料金も把握しておきたいところです。ここでは、気になる料金の内訳と目安を紹介します。
MNP手数料・新規契約手数料
MNPワンストップではなく、ツーストップを利用する場合、MNP予約番号の発行が必要です。
従来では、他社に変更する際に元のキャリアに「MNP転出手数料」を支払う必要がありましたが、2021年4月よりMNP転出手数料は無料となっています。
ただし、変更先のキャリアで3,000〜4,000円程度の新規契約手数料がかかる場合もありますので、必ず事前確認を行いましょう。
解約金・違約金
かつて、キャリアの料金プランのなかには「2年以内の解約で高額な違約金が発生する」または、「プランの乗り換えの妨げになるような制限」がある場合も見受けられました。
しかし、2019年10月にルールの見直しが行われたことで、大手キャリアについては解約金や違約金が撤廃されています。
ただし、一部のキャリアによっては解約金・違約金が発生したり、契約の2年縛りは撤廃されているものの、最低利用期間を設けていたりと違いがあるのも事実です。
今一度、お使いのキャリアの契約内容を確認してみましょう。
キャリアの乗り換えに関しては、総務省の携帯電話ポータルサイトも参考にしてみてください。
参考:携帯電話ポータルサイト「乗り換えのチェックポイントは?」|総務省
機種代金の残債
現在お使いの端末で機種代金を分割で払っている場合は、残債があるかどうかも確認してください。
特に、キャリアが提供している機種代金の残債の支払いが一部免除されるサービスを利用している方は、その条件なども事前に確認しておきましょう。条件を満たさない場合は、残債が免除にならないので、注意が必要です。
また、解約に伴いこれまで適用されていた割引が使えないこともあり、以降の支払いでは負担が増えることもありますので、事前に確認したほうが良いでしょう。
機種変更するときの2つの注意点
ここからは事前に気をつけておきたい機種変更時の注意点を2つ紹介します。
SIMロック解除が必要かを確認する
SIMロックとは、特定のキャリアが提供する通信サービスしか利用できないようにするため、端末にロックをかけた状態のことです。
A社で購入した端末にB社のSIMカードを入れても利用できません。
ただし、SIMロックがかかっている端末だと自由にキャリアを選べないという問題が発生したため、2021年10月以降の機種に関しては、原則的にSIMロックが禁止になりました。
このような背景から、現在お使いの機種が、2021年10月以降のモデルかどうかを確認してみてください。
万が一、それ以前のモデルであればSIMロックを解除しないと、別のキャリアのSIMカードは使えません。
SIMロックの解除は無料で実施でき、解除方法については以下の記事に記載されていますので、ぜひ参考にしてみてください。
参考:SIMロック解除とは?メリットやデメリット、解除方法を詳しく紹介
お使いの端末に合わせたデータ移行方法を確認する
機種を変更する際は、旧端末で保存している画像やアプリなどのデータを、新端末に引き継ぐためのデータ移行作業が必要です。
データ移行の詳細は、スマホがAndroid端末かiPhoneなのかによっても大きく異なるため、ここでは細かく解説しませんが、以下の点に注意してください。
事前にリスクを洗い出しておくことで、データ移行時の失敗を防げます。
・データ移行に伴うバックアップで保存される情報とそうでない情報を確認する
・バックアップは手動で行うか、自動で行うか方法を決めておく
・LINEやSuicaなど個別に引き継ぎが必要なアプリもあるので、事前に確認しておく
例えば、iPhoneの場合、以下の方法によってデータのバックアップと移行ができます。
・iTunes
・iCloud
・クイックスタート
・キャリアごとに用意されているデータ移行アプリ
このうち、iPhoneからiPhoneへのデータ移行であれば「クイックスタート」を利用すると便利です。
クイックスタートとは、バックアップやケーブル、パソコン不要で簡単にデータを移行できる方法のことで、iOS12.4以降の端末であれば利用できます。
自分に合ったより簡単な方法を選ぶほうが、失敗も少ないのでおススメです。
なお、iPhoneのデータ移行方法の詳細は、以下の記事も参考にしてみてください。
参考:iPhoneを機種変更する前にやることやデータ移行・SIMカードをさし替えるタイミングについて
おトクにキャリアを変更する3つの方法
最後に、できるだけおトクにキャリアを変更する3つの方法を紹介します。下取り特典を利用したり、変更する時期を検討したりするだけでも、費用を抑えられる可能性があります。
月末にキャリアを変更して費用を抑える
契約しているキャリアによって異なりますが、解約月の日割り計算が可能なのか、月請求になるのかを確認しておきましょう。
大手キャリアは日割り計算にならず、満額請求になることが多い傾向にあります。この場合、契約中のサービスをフル活用した月末にキャリアを変更するのがおトクです。
古い端末の下取り特典を利用する
機種を変更する際に、使わなくなったスマホをそのままにするのはもったいないですよね。
キャリアの多くは、旧端末を買取る下取り特典を実施しています。
下取り特典を利用すると、変更先のキャリアで割引が効いたり、キャッシュバックを受けられたりするので、おトクです。
例えば、povo2.0の「スマホギガトレード」であれば、スマホの買取り額に応じて、povo2.0のアプリでご利用いただけるトレードコード※3と交換できます。
詳しくは、以下のリンクからご確認ください。
※3:povo2.0をご利用以外の方も「スマホギガトレード」へのお申し込みは可能ですが、トレードコードのご利用にはpovo2.0のご契約が必要です。
参考:スマホギガトレード
キャンペーンを利用する
キャリアごとに異なりますが、キャリアを変更(MNP)する際に、おトクになる「乗り換えキャンペーン」を実施している場合があります。
例えば、povo2.0の場合は、新規加入(MNPも含む)かつ7日以内に「データ追加1GB(7日間)」トッピングを購入すると「au PAY ギフトカード(コードタイプ)390円相当(不課税)」をプレゼントしています。
このように、キャリアごとにキャンペーンの内容は異なるので、ぜひ比較検討の上で選んでみてください。
参考:データ追加1GB(7日間)トッピング 実質無料キャンペーン
povo2.0もおススメ
本記事では、機種変更とキャリア変更は同時にできるのか、そして変更手順についても紹介しました。
変更する予定のキャリアでSIM種別を確認したり、新端末にデータを移行したりと、いくつかの要点さえ気をつければ、機種変更もキャリア変更もそこまで難しいものではありません。
多くのキャリアでは機種変更やキャリア変更の際に、わかりやすく手順を解説したページが用意されていますので、ぜひそちらも参考にしてみてください。
なお、auのオンライン専用ブランド※4であるpovo2.0は、キャリア変更を検討していて、少しでも利用料を抑えたい方におススメな料金プランを採用しています。
具体的には、基本料金が0円※5 ※6 ※7で、データを自由にトッピング可能です。
例えば、「データ使い放題※8(24時間)税込330円/回」や「データ追加1GB(7日間)税込390円/回」など、データ通信量に合わせてベストなプランを選択できます。
そのほかキャリア変更時におトクなキャンペーンを、キャンペーン一覧ページで随時更新しています。
現在であれば、乗り換え(MNP)※9したpovoアカウントへau IDを連携のうえでSIMを有効化して7日後までに対象トッピングを購入すると、au PAY 残高に最大10,000円相当(不課税)を還元するキャンペーンを実施しております。
参考:他社からお乗り換えでau PAY 残高還元キャンペーン!
さらに、端末も買い替えたい場合は「au Online Shop」で購入も可能です。
また、povo2.0では古い端末の買取りも可能な「スマホギガトレード」も実施中。
おトクなキャリアをお探しの方は、ぜひpovo2.0も検討してみてください。
※4:オンライン専用のプランなので、お手続き・サポートはすべてオンラインとなります。povo2.0アプリや公式サイトからお問い合わせください。
※5:手数料など別途費用がかかる場合があります。180日以上の期間、一度も有料トッピングの購入などがない場合は利用停止または契約解除となることがあります。あらかじめご了承ください。
同一名義で5回線(*)ご契約の場合、累計6回線目以降、税込3,850円/回線の契約事務手数料がかかります。
*過去1年以内に、解約済、当社によりキャンセルした回線も含む。
※6:国内への通話は税込22円/30秒、SMS送信は税込3.3円/通(70文字まで)が別途かかります。
機種により最大で全角670文字まで送信可能です。134文字までは2通分とカウントし、以降は67文字ごとに1通分の送信料がかかります。衛星船舶電話への通話は税込177.1円/30秒が別途かかります。
参考:「povo2.0プラン詳細」
※7:データトッピングを購入しない場合、送受信最大128kbpsとなります。
※8:ネットワークの混雑時や動画・クラウドゲームなどの利用時に通信速度を制限する場合があります。
※9:au/UQ mobile/povo1.0からpovo2.0へ変更いただいた場合は、本キャンペーンの対象外です。