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Vol.3
更新日:2023年4月20日

そもそもSIMとは?
SIMカードの基本を理解しよう

Vol.3
更新日:2023年4月20日
悩む女性と男性のイラスト

スマホについて調べていると、「SIM」の3文字を多くのサイトで見かけるのではないでしょうか。SIMは、スマホなどでの通信を可能にする重要な部品です。SIMがどのような役割を果たしているか分かれば、ご自身にあったスマホの使い方を新たに発見できるかもしれません。SIMの機能や選び方、利用する際に知っておきたい基本情報を今回は紹介します。

目次

SIMカードとは契約者の情報を記録しているICカード

スマホに差し込まれるSIMカード

SIMカードは、契約者の情報を記録しているICカードです(*1)。SIMはSubscriber Identity Moduleの略称で、「加入者を識別する部品」を意味します。SIMカードに記録されている情報と電話番号を結びつけ、通話・SMS・ネット利用などが可能になります。
また端末を変えるときに、SIMカードを挿し替えるだけで機種変更ができるようにもなりました。とくに格安SIMの登場によって、端末はそのままでSIMカードだけを挿し替えて毎月の利用料金を安くした方も多いのではないでしょうか。

*1:参考「SIMカードとは?初めての方向けSIMカードの基本を解説」(UQ mobile)

SIMカードのサイズ

通信事業会社を乗り換えてSIMカードを交換する際は、利用予定の端末で使えるSIMカードのサイズを確認しておく必要があります。サイズは以下の通りです。SIMカードはサイズによって3つの種類に分類されますので、乗り換え前に確認しておきましょう。

  • ・縦12.3mm、横8.8mmの「nanoSIM」
  • ・縦15mm、横12mmの「microSIM」
  • ・縦25mm、横15mmの「標準SIM」

上記の他に、端末に埋め込むチップ型の「eSIM」が存在します。

SIMカードの種類(機能)

SIMカードは機能面でも3種類に分類されます。

  • ・音声通話とデータ通信が可能な「音声通話SIM」
  • ・電話番号が付与されず、データ通信のみ可能な「データSIM」
  • ・データ通信に加えてSMSが使用可能な「SMS+データSIM」

サイズや機能で通信事業会社・料金プラン・SIMカードを選ぶ

AとBの選択肢

サイズや機能によって通信事業会社や料金プランを選ぶだけでなく、SIMカードも選び分けが必要な場合があります。どのような点に着目してSIMカードを選べば良いかを下記にまとめました。参考にしてご自身に合うSIMカードを選びましょう。

機種に合ったサイズのSIMカードを選ぶ

それぞれの機種によって対応するSIMカードのサイズが異なります。サイズが合っていないSIMカードを選ぶとスマホに挿し込めないでしょう。間違って契約すると、かりに乗り換えの手数料(*2)がかからなかったとしても、契約に使った時間や新しいSIMカードを手配する時間がムダになります。使用予定の端末がどのサイズのSIMカードに対応しているのかは事前に確認しましょう。
*2:auおよびUQ mobileでは、2022年3月31日をもって、契約期間を定めた割引サービス/料金プランの契約解除料を廃止します。なお、対象の割引サービス/料金プランに加入中のお客さまは、引き続き同じ基本料金でご利用いただけます。
参考「au・UQ mobileの契約解除料廃止について」(KDDI)

使用する目的に合わせた機能のSIMカードを選ぶ・分ける

使用目的によって通信事業会社や料金プランを変えて、SIMカードを分けている方もいます。「デュアルSIM」(*3)によって、異なる通信事業会社や料金プランのSIMカードを2枚挿して使い分けることも簡単になりました。
SIMカードを分けるとき、電話もネットも使いたい場合は電話回線を利用できる「音声通話SIM」にしましょう。電話番号を持たずにネットだけ使えれば良い場合は「データSIM」がおすすめです。データSIMに加えてSMSの機能を付けたい場合は「SMS+データSIM」を選びましょう。SIMカードの機能によって月々の利用料金などが変わります。まずは使用目的を明確にしてから、目的に合った機能が備わっているSIMを選ぶと良いでしょう。

*3:参考「デュアルSIM(2枚目SIM)とは?種類やメリット・デメリットを解説」(povo)

対応機種なら、SIMカードが不要のeSIMという選択も

端末内に埋め込まれているチップがSIMカードの代わりになる「eSIM」の対応機種も増えてきています。eSIMは遠隔操作で情報を書き込める仕組みのため、SIMカードの挿し替えも不要です。オンライン上での開通手続きも可能になりました。
eSIMは、もともと企業向けIoT機器のために開発された仕組み(*4)で、現在はスマホへの利用も進んでいます。iPhoneではiPhone XS・iPhone XS MAX・iPhone XR以降の機種がeSIMに対応しています(*5)。Androidも多くのメーカーが対応機種を発売していますので、各メーカーのホームページなどで詳細を確認しましょう。
*4:参考「検討の方向性(案)について」(総務省)
*5:参考「iPhone の eSIM について」(Apple)

SIMカードとeSIMの違い

SIMの一種類としてeSIMの説明をしてきましたが、あらためてSIMカードとeSIMの違いをまとめてみましょう。

(1)eSIMはスマホ本体に組み込まれている

従来のSIMカードは、端末から独立しています。SIMカードを使って通信事業会社を乗り換える場合、SIMカードを物理的に挿し替えて乗り換えの作業をおこなっているでしょう。一方のeSIMは、スマホ端末にチップとして埋め込まれています。簡単に取り出せるパーツでもなく、むしろ取り出す必要もないでしょう。通信事業会社を乗り換える際のSIMカードの挿し替え作業は不要です。

(2)eSIMは紛失や破損リスクが少ない

SIMカードは外部から挿入するので、細かい作業が苦手な方は挿し替え作業時に破損する恐れがあります。小さいカードなので、紛失するリスクもあるでしょう。eSIMは端末に埋め込まれているため、わざわざ分解でもしないかぎり紛失する心配はありません。また振動の多い場面でも破損するリスクが少ないといわれています(*4)。
*4:参考「検討の方向性(案)について」(総務省)

(3)eSIMはオンライン上で手続きが完結する

SIMカードの場合は、物理的にカードを手に入れる必要があります。店頭で手配してもらったり、郵送されるまで待ったりしなければなりません。eSIMなら通信事業会社が提供しているプロファイルをダウンロードして切り替え作業をおこなうだけで通信が開通します。すべての手続きがオンライン上で完結するので、SIMカードよりも開通の負担が小さくなるでしょう。

(4)eSIMは対応機種が限られている段階

eSIMは、まだ新しい規格のSIMのため対応機種が限られている段階です。新しく発売される機種の多くがeSIM対応が進んでいるので、ラインナップはより充実してくるでしょう。eSIMの対応機種は各種メーカーや通信事業会社のホームページなどで確認できます。

SIMカードの交換・挿し替えをする際に知っておきたいこと(Q&A)

Q&A

SIMカードの交換・挿し替えをする前に知っておくと便利な情報をまとめました。SIMカードに関するよくある質問を中心に回答しています。事前にチェックしましょう。

現在利用しているスマホ端末も使えるのでしょうか?

現在ご利用中のスマホ端末をそのまま使用するのも可能でしょう。
ただし通信事業会社を乗り換える場合は、乗り換え先のSIMカードのサイズに対応している機種かをチェックする必要があります。くわえて通信事業会社のサービスと機種の組み合わせに問題ないかも確認が必要です。
乗り換え予定の通信事業会社のホームページで対応機種かを確認しましょう。

SIMロックやSIMロック解除とはなんでしょうか?

また現在利用中の端末を使い続ける場合は「SIMロック」にも注意しましょう。
SIMロック(*6)とは、特定の通信事業会社以外のSIMを利用してもネットが利用できないようにスマホ端末に制限をかける仕組みです。通信事業会社やSIMカードのサイズが問題なくても、SIMロックがかかっているとその端末で新しいSIMカードが使えない可能性があります。
SIMロック解除は文字通り、スマホ端末にかかっているSIMロックの制限を取り払うことです。SIMロック解除をしたスマホ端末は、対応機種であれば、どの通信事業会社のSIMでも基本的には使える状態になります。SIMロックがかかっている場合は解除をしておくと良いでしょう
(別途、SIMロック解除手数料がかかる場合があります)。

*6:参考「SIMロックって何?解除方法って?」(UQ mobile)

携帯番号を変えずに格安SIMのSIMカードへ交換できるのでしょうか?

交換可能です。
携帯番号は変えずに通信事業会社を乗り換えることを「MNP(携帯電話番号ポータビリティ)(*7)」といいます。MNPをするときは契約中の通信事業会社から予約番号を受け取り、乗り換え先で手続きをおこなう必要があります。
予約番号には有効期限があるため、MNPは計画的におこないましょう。

*7:参考「他社からのお乗りかえ(MNP)」(UQ mobile)

デュアルSIM(2枚目SIM)とはなんでしょうか?

さきほども登場しましたが「デュアルSIM」とは、SIMカードを2枚使って1つのスマホ端末で2つの回線を利用することを一般的に意味します(*3)。デュアルSIMは、SIMの組み合わせ方によって3通りに分類できます。2枚のSIMカードをセットするパターン、eSIMとSIMカードを組み合わせるパターン、eSIMで2回線分をまかなうパターンです。なかにはSDカードとSIMカードのトレイが一緒で、SIMカードを2枚挿すとSDカードが挿せなくなる機種があります。eSIMと併用する方法でカバーできる場合もありますので、ご自身の機種や用途に合わせてデュアルSIMの利用方法も検討しましょう。 *3:参考「デュアルSIM(2枚目SIM)とは?種類やメリット・デメリットを解説」(povo)

SIMカードの挿し替えや取り出しは簡単なのでしょうか?

SIMピンもしくはペーパークリップなどの先端が細く丈夫なものがあれば、SIMカードの取り出しは簡単にできるでしょう。挿し込み口を開いてトレイを出せれば、SIMカードの挿し替えは物理的に取り出して同じ場所にセットするだけです。特殊な作業が発生するわけでもありません。紛失や破損に注意して挿し替えをおこないましょう。

5G(*8)対応のSIMカードはあるのでしょうか?

5G(*8)対応のSIMカードもあります。通信事業会社ごとで利用料金や使用可能なエリアが異なりますので、ホームページなどで事前に確認して各社のサービスを比較するのがおすすめです。povoも5G(*8)に対応していますので、ぜひご検討ください。

*8:5Gは一部エリアでの提供です。詳しくは下記のサイトよりご確認ください。参考「エリア」(povo)

SIMフリー(端末)やSIMフリースマホとは何でしょうか?

SIMフリースマホとは、上記で解説したSIMロックがかかっていない状態のスマホのことです。最初からSIMフリーの状態で販売されている端末を指す場合だけでなく、SIMロックのかかっていた端末のロックが解除された場合を指すのにも使われます。通信事業会社やSIMカードとの組み合わせを気にする必要がありますが、SIMフリースマホならばSIMカードを入れるだけでどの回線でも自由に使えるのが一般的です。
通信事業会社によって使用している周波数帯域が異なり、SIMフリー端末であっても一部の周波数帯域しか使えず、通信速度が低下したり、一部の地域で圏外になったりする場合があります。念のためご利用予定のスマホのバンドと通信事業会社のバンドの適用をご確認ください。

eSIM対応!格安SIMをご検討中なら、自分でプランをつくれるpovoがおすすめ

スマホを設定するイラスト

SIMについて調べている方のなかには、「自分に合った適切な料金プランが無い」「月ごとに通信使用量が大きく変わる」などのお悩みを解消したいと思われている方もいるでしょう。povoなら自分に合った最適なスマホプランを作れ、状況に合わせて柔軟にプランの変更ができます。

基本料金0円に加え多彩なトッピング

「povo2.0」は基本料金が0円です(*9)(*10)(*11)。契約期間の縛りも無いため、気軽に始められます。そして有料トッピングが豊富な点もpovoの特徴です。データ追加は1GB(7日間)からおこなえ、最大で150GB(180日間)まで選べます。24時間だけデータを使い放題(*12)にするのも可能です。さまざまなトッピングがほかにもあるので、ご自身に合った適切なプランをカスタマイズしてみましょう(*10)

  • *9:180日間以上に渡って有料トッピングの購入などがない場合は、利用停止や契約解除となることがあります。また同一名義で5回線(*)ご契約の場合、累計6回線目以降、税込3,850円/回線の契約事務手数料がかかります。
    *過去1年以内に、解約済、当社によりキャンセルした回線も含む。データトッピングを購入しない場合、送受信最大128kbpsとなります。
    参考「povo2.0プラン詳細」(povo)
  • *10:お手続き・サポートはすべてオンラインとなります。povo2.0アプリや公式サイトからお問い合わせください。
  • *11:国内通話には税込22円/30秒で、SMS送信には税込3.3円/通(70文字まで)がかかります。衛星電話への通話など、一部通話料が異なる場合があります。詳細はこちら
    SMSの受信は無料です。機種により最大全角670文字まで送信可能です。ただし、134文字までは2通分、それ以降は67文字ごとに1通分の送信料がかかります。
    参考「povo2.0プラン詳細」(povo)
  • *12:ネットワークの混雑時や動画・クラウドゲームなどの利用時に通信速度を制限する場合があります。

povoによって最適なプランにカスタマイズできれば、ムダなオプションや余分な通信量を無くせるはずです。定額制のプランよりもお得にスマホを使えるようになるでしょう。人口カバー率99.9%(*13)をほこるau 4G LTE回線を使っているのでエリア・品質も安心です。繰り返しになりますが、povoでも5G(*8)ネットワークが利用できます。

  • *13:「人口カバー率」は国勢調査に用いられる約500m区画において、50%以上の場所で通信可能なエリアを基に算出しています。2020年12月末時点の情報を掲載しています。内容は変更になる可能性があります。対応機種は4G LTE(800MHz)対応機器となります。
  • *8:5Gは一部エリアでの提供です。詳しくは下記のサイトよりご確認ください。
    参考「エリア」(povo)

「povo2.0」新規契約で「データ使い放題(24時間)」10回分をお届け(*10)(*12)

2022年1月25日から終了日未定で「povoフェス 2022 Spring」キャンペーンをおこなっています。期間中に「povo2.0」を新規契約し、eSIMもしくはSIMカードの有効化をおこなうと「データ使い放題(24時間)」(*10)のプロモコードを10日分がプレゼントされるキャンペーンです。

また最初に購入したデータトッピングのGB数に応じて、「24時間データ使い放題(24時間)」(*12)のプロモコードが最大20日分追加でプレゼントされる特典もあります。ただし特典が付与される条件は、「povo2.0」の開通後30日以内に有料データトッピングをおこなった場合のみです。詳しくはpovo公式ホームページをご覧ください(*14)

  • ※本記事に掲載されている商品またはサービス等の名称は、各社の商標または登録商標です。
  • ・Apple, iPhoneは、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。TM and (C) 2022 Apple Inc. All rights reserved.
  • ・Androidは、Google LLC の商標です。
  • ・「au」はKDDI株式会社の登録商標です。
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