近年、スマホを複数台持つ人が増えています。一般社団法人電気通信事業者協会の調査では、2024年3月時点で大手キャリア3社(ドコモ・au・ソフトバンク)の携帯電話契約数は、日本の人口 1億2393万人(2024年5月現在)(※1)を大幅に上回る2億1242万6千4百台(※2)に達しました。
スマホ2台持ちに興味がある方の中には、さまざまな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、スマホを2台持つことに興味がある方に向けて、スマホ2台持ちに向いている人の特徴やメリット・デメリット、2台のスマホの組み合わせ例などについて解説します。本記事を参考に、自分に最適なスマホの使い方を見つけてください。
※1参考:『人口推計(2023年(令和5年)12月確定値、2024年(令和6年)5月概算値)』総務省統計局
※2参考:『事業者別契約数(2023年)』一般社団法人
電気通信事業者協会(TCA)
目次
スマホ2台持ちに向いている人とは?
2台のスマホを使い分けるライフスタイルは、さまざまなニーズに対応できます。以下では、スマホ2台持ちに向いている人について解説します。
私生活用とビジネス用でスマホを使い分けたい人
1台のスマホを私生活とビジネス両方の用途で使っていると、連絡先やデータが混在してしまい、連絡先やデータの管理に手間がかかります。
そこで、私生活用とビジネス用とスマホを使い分けることで、それぞれの連絡先やデータを別々に保存や管理ができます。また、私生活とビジネスでは必要とするアプリやサービスも異なります。
2台のスマホを用途別に使い分ければ、それぞれに最適なアプリやサービスを効率的に利用できるでしょう。
通話専用とデータ通信専用とでスマホを使い分けたい人
通話専用のスマホとデータ通信専用のスマホで、用途別に端末を分ける方法があります。データ通信専用のスマホを高スペックなものを選ぶことで、ゲームや動画視聴などを存分に楽しむことが可能です。
一方、通話専用のスマホは、シンプルな機能で十分な場合が多いため、低価格なスマホを選ぶことができます。また、通話とデータ通信を別々のスマホで行うことで、バッテリーの消耗を抑えることも可能ですし、場合によってはご利用料金を安く抑えることもできます。さらに、通話中でもゲームや動画などを利用することもできます。
自分用と子ども用でスマホを使い分けたい人
自分用と子ども用でスマホを使い分けたい方にも、スマホ2台持ちがおススメです。特に、小さな子どもがいる家庭では、家事の合間に動画を見せて過ごしている方も少なくないでしょう。
しかし、子どもが親のスマホを誤って操作し、知らないうちに電話をかけてしまい、通話先の相手に迷惑をかけてしまうケースもありえます。このようなトラブルを未然に防ぐためにも、子ども専用のスマホを用意することをおススメします。
子ども用のスマホを別に持つことで、誤操作によるトラブルを回避できます。また、子どもに適したアプリをインストールすることで、安心して使わせることができるでしょう。
さらに、自分用と子ども用でスマホを使い分けることで、自分のスマホを子どもが使用していて、使いたいときに使用できないという事態を防ぐこともできます。
バッテリー切れや通信障害などのリスクを回避したい人
スマホが現代社会において欠かせないツールである以上、万が一のトラブルに備えることは重要です。片方のスマホがバッテリー切れや故障で使えなくなっても、もう1台あれば安心です。
また、キャリアの異なる2台のスマホを持つことで、一方の回線に通信障害が発生した場合でも、もう一方のスマホでカバーできます。これは、特にビジネスシーンなどの重要な通話や連絡に備える上で、有効な方法といえるでしょう。
スマホ2台持ちのメリット
スマホを2台持つことで、利用シーン別に使い分けられるなど、さまざまなメリットが得られます。
以下では、スマホ2台持ちのメリットを解説します。
メリット(1)利用シーン別に使い分けられる
仕事の電話を友人からだと勘違いして、カジュアルな口調で応対してしまった経験はないでしょうか。同姓の知人が多い場合、間違えてしまうのは無理もないでしょう。
このような問題を解決するのが、スマホ2台持ちです。私生活用とビジネス用で使い分けることで、それぞれの用途に合わせて連絡先やアプリを整理できます。
また、通話用と動画・ゲーム用に分けるのもおススメです。2台持ちなら、ストレージ容量不足でアプリを削除することも減ります。さらに、動画視聴中に電話がかかってきても、動画を途中で止める必要もなく、通話することが可能です。
メリット(2)データ保存容量が増える
スマホのカメラ性能が向上し、高画質な写真や動画を手軽に撮影できるようになりました。その一方で、データサイズが大きくなり、データ保存容量不足に悩まされる方も多いでしょう。
このような問題を解決するのが、スマホ2台持ちです。2台のスマホを使い分けることで、データ保存容量も2台分に増やせます。普段使いのスマホとは別に、大容量ストレージを搭載した機種を撮影用に用意すれば、データ保存容量不足に悩まされることも少なくなるでしょう。
メリット(3)スマホ紛失時にすぐ探せる
スマホを2台持ちにしていれば、紛失した際にすぐに探し出すことが可能です。Androidユーザーは、アプリの「デバイスを探す」を利用したり、Googleアカウントで「スマートフォンを探す」にアクセスしてスマホの位置情報を確認できます。
一方、iPhoneの場合は「iPhoneを探す」を使うことで、スマホの位置を特定できます。パソコンを使わずにスピーディーにスマホを探せることは、大きなメリットといえるでしょう。また、外出時にスマホを紛失した場合は、もう1台のスマホからすぐにキャリアに連絡できる点もメリットです。
メリット(4)場合によっては月々の利用料金が安くなる
スマホ2台持ちは、賢く利用すれば月々の料金を節約できる可能性があります。具体的には、通話専用のスマホでは通話料金の安いキャリアと契約し、データ通信専用のスマホではデータ容量が割安なキャリアと契約することで、月々の利用料金を安くすることが可能です 。
また、キャリアの乗り換えキャンペーンを活用すれば、機種代金割引を受けられるかもしれません。新しいスマホを手に入れるなら、このようなおトクな機会を見逃さないようにしましょう。
メリット(5)音声通話をしながらもう1台のスマホで別の作業ができる
電話中に相手から質問された内容を調べるときや、大事なポイントをメモしたいときに、スマホ1台だと不便に感じる方もいるでしょう。そのような場面では、スマホが2台あると役立ちます。
1台で通話しながら、もう1台でインターネット検索やメモ書きができるため、スピーカーモードやイヤホンに切り替える手間が省けます。また、通話中に届いたメッセージを確認したり、急ぎの用件を並行して確認することも可能です。
メリット(6)使えなかったアプリが使える
スマホのOSによって、利用できるアプリが異なることがあります。話題のゲームが自分の端末に対応していなくて、プレイできなかった経験をされた方もいるのではないでしょうか。
そのような悩みを解決するのが、iOSとAndroidのスマホ2台持ちです。2台持ちならば、一方のOSでしか提供されていないアプリも、もう一方のスマホで楽しむことができます。
そのため、アプリの対応OSに左右されることなく、自分の好きなアプリを存分に楽しみたい方には、スマホ2台持ちがおススメです。
メリット(7)テザリング用として使える
スマホ2台持ちの活用法として、どちらか一方をテザリング用として使うという方法があります。この方法は回線契約が1つだけで済み、モバイルWi-Fiルーターを買う必要もないため、利用料金や端末代金などが節約できます。
また、音声通話用のSIMを使い、もう片方に格安な大容量のデータ通信専用SIMを使うことも、おススメの使い方です。この方法は2台の役割を分担させることで、大量のデータ通信と低コストを両立できます。
ただし、テザリングには注意点もあります。データ容量に上限がある場合や、有料オプションや申し込みが必要な場合もあるため、事前に確認しておきましょう。
スマホ2台持ちのデメリット
スマホ2台持ちにはメリットがある一方、いくつかのデメリットもあり、十分に考慮する必要があります。以下では、スマホ2台持ちのデメリットについて解説します。
デメリット(1)料金が高くなる場合がある
スマホの2台持ちは、月々の料金が高くなる可能性もあります。まず、スマホ2台分の端末代金がかかってくる点に注意が必要です。
費用を抑えるためには、昔使っていた端末の再利用や中古端末の購入がおススメです。新たにスマホを買う場合は、契約するキャリアの料金プランを公式サイトなどで、事前に確認するようにしましょう。
デメリット(2)スマホの管理が面倒
スマホ2台持ちの管理面での面倒さは、見過ごせないデメリットです。まず、2台のスマホを常に持ち歩くことで、バッグの中がかさばってしまいます。
また、どちらのスマホに通知が来たのかを確認するのも面倒に感じるかもしれません。異なる機種を使っている場合、それぞれに対応した充電器を用意する必要があり、持ち物がさらに増えてしまいます。
さらに、破損や紛失などのリスクも倍増します。加えて、両方のスマホに適切なセキュリティ対策を施す必要があり、手間がかかることもデメリットです。
代表的なスマホ2台持ちの組み合わせ例
スマホ2台持ちの組み合わせは、さまざまなパターンがあります。
以下では、代表的なスマホ2台持ちの組み合わせ例を紹介します。自分のニーズに合わせて、ベストな組み合わせを見つけてみてください。
大画面のスマホとコンパクトなスマホ
大画面のスマホとコンパクトなサイズのスマホを組み合わせる2台持ちも人気の選択肢です。コンパクトなスマホを通話用に、大画面のスマホゲームや動画視聴用に使い分けることで、両方のメリットを得ることができます。
コンパクトなスマホは持ち運びに便利で、通話に特化させることで日常使いに最適です。一方、大画面のスマホは、ゲームや動画視聴を快適に楽しむのに向いています。
自分のニーズに合わせて、サイズの異なる2台のスマホを賢く使い分けることで、より快適なスマホライフを送れるでしょう。
ハイスペックなスマホとロースペックなスマホ
スマホ2台をスペックの差で使い分けることもひとつの方法です。ハイスペックなスマホをゲームや動画用に、ロースペックなスマホを通話用に割り当てれば、パフォーマンス面でのストレスを軽減できます。
例えば、5G対応の最新スマホを高速通信用に、古い機種を通話用に使うといいでしょう。新しいスマホを購入した際は、古いスマホを通話用にすることで、手軽にスマホ2台持ちが実現できます。
代表的なスマホ2台持ちのキャリア・料金プランの組み合わせ例
スマホ2台持ちの組み合わせは、OSやサイズ、スペックだけでなく、キャリアや料金プランでも考えられます。
以下では、代表的なスマホ2台持ちのキャリア・料金プランの組み合わせ例について解説します。
ビジネス用に大手キャリア、私生活用は格安SIM
ビジネス用と私生活用でスマホを使い分ける際、仕事用には大手キャリア、私生活用には格安SIMを選ぶのがおススメです。
大手キャリアは通信速度が安定しているため、仕事で大容量のファイルをダウンロードしたり、オンライン会議を行ったりする場合に向いています。一方、格安SIMは大手キャリアから回線を借りているため、料金が安い点が魅力です。
音声通話専用プランとデータ通信専用プラン
通話用とゲームや動画用でスマホを使い分ける場合、通話用には音声通話プラン、ゲームや動画用にはデータ通信専用プランを選ぶのがおススメです。特に長時間の動画を観る機会が多い方や3Dグラフィックを使ったゲームをプレイする方は、大容量のデータ通信専用プランが向いています。
通話用のスマホには、データ容量を抑えたプランや通話だけが利用できるプランを選ぶと良いでしょう。これにより、料金を抑えつつ快適にコンテンツを楽しめるでしょう。
子ども用はデータ容量を抑えたプラン、自分用はデータ容量が大きいプラン
子どもにスマホを渡す際、自分用にはデータ容量が大きいプラン、子ども用にはデータ容量を抑えたプランを選ぶことがおススメです。子どもが主に自宅のWi-Fi環境でスマホを使う場合、データ容量を抑えたプランで問題ありません。
さらに料金を節約したい場合は、子ども用のスマホを回線契約せず、自宅のWi-Fiのみを使う方法もあります。もしくは、テザリングの活用もひとつの方法です。
2台目のスマホなら、使いたい分しか利用料金がかからないpovo2.0!
今回の記事では、スマホ2台持ちに向いている人の特徴やスマホ2台持ちのメリット・デメリット、スマホ2台の組み合わせ例などについて解説してきました。スマホ2台持ちは、利用シーンに応じた使い分けやバッテリー切れや通信障害などのリスク回避など、多くのメリットがあります。
しかし、スマホ2台分の料金がかかるため、キャリアや料金プランの組み合わせが重要になります。そこで、スマホ2台持ちの方におススメなのが、auのオンライン専用ブランド「povo2.0」です。
povo2.0は基本料金0円(※3)(※4)で、必要に応じてトッピングを有料で購入できます。また、本人確認書類不要のデータ通信プランもあり、通話専用スマホとデータ通信専用スマホの2台持ちなどにも最適です。スマホ2台持ちを検討している方は、この機会にpovo2.0をぜひご検討ください。
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※3:
【通話+データの場合】
・別途通話料、SMS送信料がかかります。
国内SMS送信:税込3.3円/通(70字まで)受信:無料
機種により最大全角670文字まで送信可能です。134字までは2通分、それ以降は67文字ごとに1通分の送信料がかかります。
【データ専用の場合】
・契約時に初回トッピング購入が必要です
180日間以上有料トッピングの購入などがない場合、利用停止、契約解除となることがあります。
また別途所定の手数料などの費用がかかる場合があります。 - ※4:0円0GB時は、送受信最大128kbps。
povo2.0の料金プラン詳細は、こちらをご覧ください。