スマホの寿命は一般的に3〜4年と言われています。しかし、日頃からスマホの使い方に気を配ることで平均よりも長持ちさせられる可能性があります。(※お客さまのご利用環境により異なります。)
本記事では、スマホの平均的な寿命や長持ちさせる6つのポイント、さらに寿命が近づいている兆候などを紹介します。
また、スマホが寿命を迎えてしまった場合の対処方法として、新端末の買い替えやおトクにスマホ料金を見直せるキャリア変更についても解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
スマホの寿命は3~4年が平均
スマホの寿命について、スマホ本体・バッテリーの両面から確認していきましょう。
スマホ本体の寿命
スマホの本体の寿命は3~4年と言われていますが、お使いのメーカーや機種によっても異なります。
内閣府が発表している「消費動向調査」(*1)によると、スマホ(携帯電話)の平均使用年数は令和5年12月実施分の調査結果で4.4年です。
スマホの買い替え理由としては「故障」が38.7%と最も多く、次いで「上位品目(上位機種)への移行」が30.6%となっています。
4年ほどスマホを使い続けると故障のリスクが増えることが、調査結果からも理解できます。
また、スマホが古くなり処理能力も不足することから、上位品目(上位機種)へ買い替えるケースも考えられるでしょう。
※1:参考「消費動向調査 令和5年12月実施分」(内閣府)
バッテリーの寿命
スマホ本体の寿命とバッテリーの寿命は異なります。
スマホのバッテリーはリチウムイオン電池です。このリチウムイオン電池は、一般的に300回の充電でおよそ7〜8割、500回の充電で5〜7割の容量に劣化していくと言われています。
バッテリーが劣化しても完全に使えなくなるわけではありませんが、充電回数による劣化を踏まえると2〜3年で交換するのが理想的です。
目安として、スマホを満充電して使用できる時間が購入時の半分程度になったときは、バッテリーの寿命が近づいていると考えられるため、早めに交換すると良いでしょう。
スマホのバッテリー交換は有料にはなりますが、キャリアのショップで対応してもらえます(※2)。
※2:機種やキャリアによってバッテリーの交換方法は異なる場合があります。
バッテリーの状態を確認する
リチウムイオン電池の劣化の目安を紹介しましたが、実際にお使いのスマホのバッテリーがどの程度劣化しているのか気になりますよね。ここでは、お使いのスマホからバッテリーの状態を確認する方法を紹介します。
なお、バッテリーの確認方法は、iPhoneとAndroidで異なりますのでご注意ください。
■iPhoneでバッテリー状態を確認(iOS11.3以降)
1. 本体の「設定」>「バッテリー」をタップ
2.「バッテリーの状態」>「バッテリーの最大容量」を確認
バッテリーの最大容量は、購入時に満充電したときを100%とし、最大何%まで充電できるかを表示します。この数値は充電や放電を繰り返すことで、徐々に減っていくのが特徴です。
Appleの公式サイトによれば、バッテリーの最大容量は理想的な条件下で使用された場合、満充電を500回繰り返したとしても、蓄電容量の80%を維持するよう設計されているそうです。
なお、iPhoneのバッテリー交換は、Apple製品限定保証またはAppleCare +の保証対象の場合は無料で対応してもらえます。
参考:iPhoneのバッテリーとパフォーマンス(Apple)
参考:iPhoneのバッテリーサービス(Apple)
■Androidでバッテリー状態を確認
Androidでバッテリー状態を確認する際は、「設定」>「システム」>「端末情報」>「バッテリー状態」から確認できます。しかし、設定からバッテリーの状態を確認できない機種もあるため、詳細は購入時のキャリアにご相談ください。
Androidでバッテリーを交換する場合は、購入時のキャリアやメーカーに依頼をすることになります。保証内容によって料金は異なりますので、事前に確認しましょう。
スマホを長持ちさせる6つのポイント
スマホの使い方に気をつければ、寿命を長持ちさせられる可能性があります。ここでは、スマホを平均よりも長持ちさせるためのポイントを6つ紹介します。
1.衝撃を与えない
スマホは精密機器なので衝撃に弱い傾向があります。衝撃に強い端末もありますが、それでもできるだけ落とさない、強い衝撃を与えないようにすることがポイントです。
衝撃を与えると、外観が破損するだけでなく内部の故障の原因にもつながります。バッテリーに衝撃が加わった場合には、バッテリーの劣化が早まる可能性もあるので注意しましょう。
2.濡らさない
スマホは精密機器のため水に弱い特徴があります。防水仕様であっても、なるべく水に濡らさないようにすることが大切です。
海水やジュースなどに含まれている塩分・糖分などの異物が充電端子に付着すると、故障の原因になることがあるため、特に注意しましょう。
湿度の高い場所での使用も、水蒸気が付着したり結露したりする可能性があるため、できるだけ避けたほうが良いでしょう。
3.過熱・過冷を避ける
高温・低温の環境下での使用もスマホの大きな負担となります。スマホを使っているときに本体が熱くなったら、使用を中断したり、電源を切ったりして熱を冷ますようにしましょう。
例えば、Appleの公式サイトによると、iPhoneは幅広い環境下で正常に動作するように設計されているものの、最適な温度範囲は16°〜22°だそうです。
周囲の温度が35°を超えるときにスマホを使用したり充電したりするとバッテリーの寿命が早まる可能性もあります。
また、環境要因ではなく、「同時に複数のアプリを起動している」「位置情報アプリを長時間使用している」など、使い方が過熱の原因になる場合もあります。
このように過熱・過冷を避けるためには、使用する環境や使い方に気をつけましょう。
4.純正の充電器を使用する
充電時は純正の充電器を使用するのがおススメです。純正でないものは熱がこもりやすかったり、バッテリーに負担がかかったりする可能性があります。
純正以外では「PSE」マークのある充電器を使うと良いでしょう。
PSEマークの充電器は、メーカー側に製造時の全品検査および結果の記録・保存の義務が課されています。
PSEマークを表示するためには、経済産業省に登録されている第三者機関による適合性検査および受検証明が必要です。
PSEマークがついている充電器はこのように厳しく品質をチェックされているため、より安全に使用できます。
5.充電をしながら使わない
充電しながらスマホを使うと発熱しやすくなります。スマホが高温になるとバッテリーに大きな負荷がかかり、バッテリーの寿命を縮めてしまいます。充電しながらスマホを使うことをできるだけ避けるとバッテリーが長持ちしやすくなるでしょう。
なお、最近のスマホには過充電を防止する機能が備わっているため、充電をしすぎてしまうことに対して過度な心配は不要です。
ただし、バッテリーの負荷を最小限にするなら、20%程度で充電し80%程度で充電を終えるのがおススメです。
6.不要なアプリは削除する
インストールするアプリは少ないほうがスマホ本体の負担も小さくなります。
アプリは使っていなくてもバックグラウンドで通信していることがあるため、不要なアプリはあらかじめアンインストールしておくとスマホ本体の負担を減らせます。
バックグラウンドで動作しているアプリを定期的にオフにするのも効果的です。
スマホの寿命が近づいているサイン
スマホの寿命が近づいているサインとしては以下が挙げられます。
- ・動作が重い
- ・充電の減りが早い
- ・バッテリーが膨張している
- ・勝手に電源が落ちる・再起動する
- ・最新のOSにアップデートできない
内容を確認していきましょう。
動作が重い
スマホの動作が重い場合、スマホ本体に負荷がかかっている、もしくはスマホ本体の処理能力が低下している可能性が考えられます。
スマホの動作が重くなる原因としては、以下表の内容が考えられます。
表内の原因を解決しても動作に改善が見られない場合は、スマホ本体側の問題であることも多く、寿命が近づいているサインかもしれません。
動作が重い原因を探ることで、ある程度スマホが寿命かどうかを判別できます。
原因 | 内容 |
内部ストレージ不足 | 音楽や動画などのファイルが増えて、内部ストレージに空きが少なくなる |
メモリ不足 | スマホにはアプリやブラウザ側で情報を一時的に保存するキャッシュ機能がある。キャッシュ機能により読み込みの手間は省けるものの、溜まりすぎるとキャッシュがメモリを圧迫する |
アプリ側の問題 | アプリを複数起動することで、常にバックグラウンド通信が行われ、スマホに負荷がかかる |
インターネット接続の問題 | スマホのデータ通信量が1ヶ月の上限に達していて、速度制限が課されていることにより、動作が重くなる |
充電の減りが早い
リチウムイオン電池は経年劣化に強いという特徴がありますが、あくまでも消耗品です。
リチウムイオン電池は500回の充電が寿命の目安です。充電の回数が増え、減りが早くなってきたならバッテリーの寿命が近づいてきている可能性が考えられるでしょう。
直接的にスマホの寿命と関係はありませんが、バッテリーの減りが早くなる原因としては以下が挙げられます。
- ・起動しているアプリやバックグラウンドで動作しているアプリが複数ある
- ・スマホのBluetoothやWi-Fiを常時オンにしている
- ・ディスプレイを明るくしすぎている
- ・音量を大きくしすぎている など
普段からバッテリーに優しいスマホ利用を心がけることで、バッテリーの減りを遅らせることができ、充電回数も減らせます。
充電回数を減らすことで、充電回数のリミット(500回が目安)到達による寿命も遅らせることができると言えるでしょう。
バッテリーが膨張している
バッテリーが劣化すると膨張することがあります。スマホの形が変わっている、液晶の調子が悪いといった場合はバッテリーが膨張している可能性があるでしょう。
そのまま使用するとスマホの破損や発火の危険があるため、すぐに交換や新端末へ買い替えることが大切です。
勝手に電源が落ちる・再起動する
スマホの劣化が進むと処理能力が下がり、突然電源が落ちたり、再起動したりすることがあります。
スマホの負担を減らすことで改善されるケースもありますが、同じスマホを3年以上使用している場合は、故障や劣化のタイミングに近いため買い替えを検討するのがおススメです。
なお、直接的にスマホの寿命とは関係ありませんが、スマホの電源が勝手に落ちる・再起動する場合には、他に以下の要因も考えられるため確認しておきましょう。
- ・メモリ不足
- ・内部ストレージの容量不足
- ・アプリが正常にアップデートされていない、アプリ自体に不具合があるなどアプリ側の問題
- ・OSのバージョンが古くウイルスに感染している
- ・バッテリーやSIMカードが劣化している
最新のOSにアップデートできない
発売から数年経過したスマホのなかには、端末が古く最新のOSにアップデートできない場合があります。
古いOSのまま使い続けるとセキュリティのリスクも高まります。
スマホはパソコンよりウイルスに感染しにくいとされていますが、セキュリティが安全とは言えないので、早めの買い替えを検討すると良いでしょう。
スマホが寿命を迎えたら新端末購入を機にpovo2.0もおススメ
内閣府が発表している「消費動向調査(令和5年12月実施分)」のデータでも紹介した通り、スマホは4年を迎える頃から、故障によって買い替えをする方も増えてきます。
スマホを長く使っている方で、「満充電してもすぐにゼロになる」「勝手に電源が落ちる」など、不具合が生じている場合は、新端末への買い替えもおススメです。
例えば、auの「au Online
Shop」でお気に入りの端末を購入し、auのオンライン専用ブランドであるpovo2.0(※3)でキャリアも同時に変更すれば、スマホ料金をおトクに見直せる可能性があります。
povo2.0は、基本料金0円(※4)(※5)(※6)で、必要に応じてデータ量のトッピングを購入する料金プランなので、必要な分のデータ料金しか発生しません。
「データ使い放題(※7)(24時間)330円(税込)/回」や、「データ追加1GB(7日間)390円(税込)/回」などのトッピングを購入することが可能です。
また、端末自体を買い替える際に、不要になったスマホに関してはpovo2.0の「スマホギガトレード」を活用するのもおススメです。
スマホギガトレードは、古いスマホやタブレットの買取り額に応じて、povo2.0でご利用いただけるトレードコードと交換できるサービスです。
さらに、他社(※8)からpovo2.0へお乗り換え(MNP)したお客さまが、povoアカウントへau IDを連携のうえでSIMを有効化して7日後までに対象トッピングを購入すると、au PAY
残高に最大10,000円相当(不課税)を還元するキャンペーンも実施しています。
そのほか、実施しているおトクなキャンペーンは、キャンペーン一覧ページで随時更新していますので、ぜひ参考にしてみてください。
また、機種変更とキャリア変更を同時に実施する際は、わかりやすく手順をまとめた以下のページがおススメです。
参考:機種変更とキャリア変更は同時にできる!手順とポイントをご紹介
※3:オンライン専用のプランなので、お手続き・サポートはすべてオンラインとなります。povo2.0アプリや公式サイトからお問い合わせください。
※4:手数料など別途費用がかかる場合があります。180日以上の期間、一度も有料トッピングの購入などがない場合は利用停止または契約解除となることがあります。あらかじめご了承ください。
同一名義で5回線(*)ご契約の場合、累計6回線目以降、税込3,850円/回線の契約事務手数料がかかります。
*過去1年以内に、解約済、当社によりキャンセルした回線も含む。
※5:国内への通話は税込22円/30秒、SMS送信は税込3.3円/通(70文字まで)が別途かかります。
機種により最大で全角670文字まで送信可能です。134文字までは2通分とカウントし、以降は67文字ごとに1通分の送信料がかかります。衛星電話への通話など、一部通話料が異なる場合があります。
参考:「povo2.0プラン詳細」
※6:データトッピングを購入しない場合、送受信最大128kbpsとなります。
※7:ネットワークの混雑時や動画・クラウドゲームなどの利用時に通信速度を制限する場合があります。
※8:au/UQ mobile/povo1.0からpovo2.0へ変更いただいた場合は、本キャンペーンの対象外です。