通信事業者から格安SIMに乗り換えると、スマホの月額料金を抑えられるので毎月の固定費を削減できます。
しかし、格安SIMには多くの種類があり、「どの会社を選べばいいのか分からない!」と思っている方も多いのではないのでしょうか。
そこでこの記事では、通信業界歴8年である筆者が、スマホや通信事業者を選ぶ際の疑問を解決します。
「そもそも格安SIMとは?」という基本情報から、よくある疑問点、選ぶ際のポイントなどをまとめたので、ぜひ参考にしてください。
目次
まずは確認!そもそも格安SIMとは?
まずは、そもそも格安SIMとは何か、という点を確認していきましょう。
au、docomo、SoftBankなどの通信事業者の回線をレンタルして、安い価格帯で利用者に提供するサービスを格安SIMといいます。
そして、格安SIMを提供している事業者は「MVNO」と呼ばれます。
MVNOは回線を提供するのに必要な基地局を持たず、通信事業者の設備を借りているため、安く提供できています。
【元スマホ販売員が解説】格安SIMに関するよくある疑問
この章では、元スマホ販売員の筆者がよくある疑問点に対して回答していきます。
格安SIM選びで悩んでいる方や、そもそも格安SIMにするか悩んでいる方は参考にしてください。
疑問①:格安SIMはなぜ安いのか?
格安SIMの料金がおトクなのは、下記の2点が主な理由です。
- ・回線を提供する基地局の維持費がかからない
- ・店舗を持たない場合が多く、人件費を抑えている
上述した通り、MVNOの場合は通信事業者から回線をレンタルしています。そのため、基地局に対するメンテナンスもなく、維持費も不要です。
また、格安SIMはオンラインでの申し込みを中心としており、実店舗を持たない事業者も存在します。テナント料金や人件費がかからない点も、サービスを安く提供できている理由のひとつです。
疑問②:今の電話番号はそのまま引き継げる?
格安SIMはMNP(Mobile Number Portability)に対応しており、現在使っている電話番号をそのまま引き継ぐことができます。
申し込み種別 | 電話番号の引き継ぎ可否 |
---|---|
新規 | 引き継げない(新しい番号) |
MNP(他社から乗り換え) | 引き継げる(現在の電話番号) |
今の電話番号を引き継ぐためには、申し込む前に10桁の「MNP予約番号」を取得し格安SIMを申し込む必要があります。
誤って「新規」で申し込みをしてしまうと電話番号を引き継ぐことはできないため、注意してください。
なお、MNP予約番号の取得方法は、現在利用している通信会社によって異なるため、あらかじめ調べたうえで手続きを進めましょう。
疑問③:今のスマホはそのまま使える?
格安SIMに乗り換えても、対応しているスマホであれば、そのまま利用できます。
乗り換え先の格安SIMの公式サイトで、利用中の機種が対応しているか、事前に確認しておきましょう。
SIMロック解除とは?
通信事業者で購入したスマホは、その会社以外の回線を利用できないように設定されている場合があります。
これはSIMロックと呼ばれており、解除しなければ、他の通信事業者でご利用希望の端末(スマホ・タブレット)を利用することができません。SIMロック解除を行うことで、どの通信会社のSIMカードでも利用することが可能になります。
SIMロック解除の手続きは簡単で、契約者が通信会社に依頼するだけで、作業は完了します。SIMロック解除は通信会社によって手続き方法が変わる場合がありますが、店頭で行うと有料になる点は注意しましょう。
なお、2021年10月1日以降に販売されている端末では、SIMロックが原則禁止とされているため、SIMロック解除の手続きは必要ありません。
疑問④:通信速度が遅くなる?
格安SIMの利用を初めて検討している方の中には、「格安SIMは通信速度が遅いのではないか」と心配する方もいるでしょう。
スマホの使用環境や契約状況などによって異なりますが、利用者が多い夜間など、回線が混雑する時間帯は通信速度が遅くなる傾向があります。
というのも、前述した通り格安SIMは通信事業者から回線をレンタルしており、利用できる回線網が限られているからです。
ただし、特に混雑していない時間帯での利用など、高速通信が可能な場面では通信事業者と同程度の安定した通信ができる可能性が高くなっています。
格安SIM選びで迷ったら5つのポイントから判断するのがおススメ!
格安SIMを選ぶ際のポイントは、以下の5点です。
- 1.対応回線
- 2.月額料金
- 3.通信速度
- 4.データ容量
- 5.キャンペーン内容と条件
それぞれのポイントについて、確認していきましょう。
ポイント①:対応回線
対応回線 | 格安SIMの一例 |
---|---|
au回線 | J:COM MOBILE、BIGLOBEモバイルなど |
docomo回線 | OCNモバイルONE、IIJmioなど |
SoftBank回線 | mineoなど |
格安SIM選びで迷ったら、対応回線を必ず確認しましょう。
例えば、「J:COM MOBILE」や「BIGLOBEモバイル」はau回線、「OCNモバイルONE」はdocomo回線を利用しています。
ポイント②:月額料金
格安SIMを選ぶ際は、月額料金が毎月の予算内に収まるかどうか確認しておくことが大切です。
格安SIMは、通信事業者と比べると月額料金が安くなりますが、同じデータ容量を利用できるプランであっても事業者により料金に差があります。
格安SIMを比較する際は、ご自身が想定する予算と合致した料金プランを提供する事業者を選択しましょう。
参考:「携帯料金の平均は?スマホ利用者の平均や料金を安くする方法も紹介」
ポイント③:データ容量
ご自身が消費しているデータ量についても、マイページなどから確認しておきましょう。
小容量プランから大容量プランまで提供している事業者もありますが、普段のデータ使用量を把握していないとご自身に合っていないデータ容量を選択してしまい、最終的には月額料金が高くなったり、通信速度の制限を受けて月末には低速になったりする可能性もあります。
直近3カ月間でどのくらいのデータ容量を使っているのかを目安にすると、適切なプランを選択できるでしょう。
使用するデータ容量が月ごとに変動する場合は、必要な場面に応じてデータ容量を購入できるauのオンライン専用ブランドであるpovo2.0がおススメです。
参考:「データ容量とは?容量の目安や適した料金プランの選び方を解説!」
ポイント④:キャンペーン内容と条件
キャッシュバックや割引特典などの、キャンペーン内容や条件を確認することも大事なポイントです。
キャンペーンの内容や利用者によっては、キャッシュバックやポイント進呈まで期間が空いている場合や、追加オプションへの加入が必須である場合があります。格安SIMのキャンペーンなどを比較する際は、期間中の割引金額に加え、いつまで適用されるのか、期間終了後にどのような料金になるか、また、解約時には料金はかかるのかを見比べ、不安な要素を残さないように内容や条件をしっかりと確認しておきましょう。
格安SIM選びに迷ったらオンライン専用ブランドのpovoがおススメ!
格安SIM選びに迷ったら、auのオンライン専用ブランド「povo」がおススメです。
【povoのメリット】
- ・使いたい時に、使いたい分だけトッピングできる
- ・動画サービスとのセットプランがある
- ・eSIMにも対応している(※1)
-
・#ギガ活でギガがもらえる
参考:「#ギガ活」(povo) - ・テザリングが無料
オンライン専用料金プランpovo2.0なら月額基本料金は0円(※2)(※3)(※4)(※5)。
データトッピングや通話トッピングなどを必要に応じてトッピングすることが可能です。
例えば、「電話をするけどほとんどインターネットは使わない方はデータ追加3GB(30日間)税込990円/回と5分以内通話かけ放題(税込550円)(※6)を利用」「出張で一日中テザリングをたっぷり使いたい方はデータ使い放題(24時間)税込330円/回をトッピング」(※7)など、使い方によって柔軟に対応できるのが特徴です。
また、povo2.0はMVNOではなくauのオンライン専用ブランドであるため、夜間などの通信が混雑する時間帯においても、auと同一のネットワーク品質となっています。
一定の水準で通信が安定しているau回線を利用できるため、初めて格安SIMへの乗り換えを検討している方も、通信品質についての不安を感じる必要はないでしょう。
格安SIM選びで迷っている方は、自分らしくトッピングを選べるauのオンライン専用プラン「povo」を検討してみてはいかがでしょうか。
- ※1:eSIM対応端末のみ。
- ※2:オンライン専用のプランなので、お手続き・サポートはすべてオンラインとなります。povo2.0アプリや公式サイトからお問い合わせください。
-
※3:手数料など別途費用がかかる場合があります。180日以上の期間、一度も有料トッピングの購入などがない場合は利用停止または契約解除となることがあります。あらかじめご了承ください。
同一名義で5回線(*)ご契約の場合、累計6回線目以降、税込3,850円/回線の契約事務手数料がかかります。
*過去1年以内に、解約済、当社によりキャンセルした回線も含む - ※4:国内への通話は税込22円/30秒、SMS送信は税込3.3円/通(70文字まで)が別途かかります。機種により最大で全角670文字まで送信可能です。134文字までは2通分とカウントし、以降は67文字ごとに1通分の送信料がかかります。衛星電話への通話など、一部通話料が異なる場合があります。詳細はこちら。
- ※5:データトッピングを購入しない場合、送受信最大128kbpsとなります。
- ※6:0570(ナビダイヤル)など、当社が別途指定する電話番号への通話などについては、かけ放題通話の対象外となります。また国際電話や海外での発着信についても対象外となります。
- ※7:ネットワークの混雑時や動画・クラウドゲームなどの利用時に通信速度を制限する場合があります。
■執筆者情報
べろりか@格安SIMブロガー
・プロフィール
神奈川県在住、東京都内で働く副業サラリーマン。
私立大学を卒業後、新卒で家電量販店に入社し、スマホ販売の担当者として勤務。
トップ販売員やエリア責任者など、約10年間スマホ業界に携わっており、数多くのお客さまのスマホ&固定回線の見直しを経験。
現在はこれまでの経験を活かし、格安SIMを通して家計の節約になるような情報発信をしている。
Twitter:べろりかhttps://twitter.com/bero_rika
運営ブログ:https://berorika.com/