お子さまが中学生になると、スマホを持たせようかと考える保護者の方は多いのではないでしょうか。一般的に中学生の多くは自分専用のスマホを所有しています。しかし、中学生のお子さまにスマホを持たせることで「学業に影響するのでは」「トラブルに巻き込まれるのでは」と不安に思う方もいるかもしれません。
この記事では、中学生のお子さまにスマホを持たせるメリットや注意点を解説します。
目次
中学生のスマホ所有はあたり前の時代?
近年、中学生のスマホ利用率は高く、自分専用のスマホを所有している中学生も多くいます。ここでは中学生のスマホの利用状況や、学校への持ち込み可否について解説します。
中学生のスマホ利用率は80%以上!
2022年11月に実施されたモバイル社会研究所の調査によると、中学生のスマホ利用率は2019年から80%台後半の割合で推移していることが分かります。
参考:スマホ所有率小学5年生で半数、中学2年生で8割を超える(2023年2月16日)NTTドコモ モバイル社会研究所ホームページ
また、スマホ所有率に関しても中学1年生の場合は約60%ですが、中学2・3年生になるとスマホ所有率は約80%を超えます。
なお、スマホ所有率を男女で比較した場合、男子学生よりも女子学生の所有率が高い傾向にあるという結果になりました。
学校でのスマホ利用ルールを確認しよう
文部科学省は2020年7月に「学校における携帯電話の取扱い等について」と言う文書を通知しています。
中学校においてはスマホの持ち込みは原則禁止としつつも、緊急時の連絡手段として一定の条件下で持ち込みを認める内容です。ただし、学校によっては上記の通知とは別にルールが設けられておりそのルールが優先される可能性があるため、詳細は学校に確認してください。
中学生にスマホを持たせる3つのメリット
中学生のお子さまにスマホを持たせると、保護者やお子さまにとってさまざまなメリットがあります。ここではそのメリットを紹介します。
家族や友人と連絡が取りやすくなる
中学生のお子さまがスマホを持っていると、家族や友人との連絡が取りやすくなります。
学校から家に帰る際の連絡や、帰りが遅くなるといった連絡を家族にすることが可能です。
また、中学生同士でコミュニケーションを図る際、スマホを使って連絡を取り合うことが一般的です。交友関係を構築するためにも、スマホは有効なツールといえるでしょう。
調べたいことをすぐに調べられる
中学生のスマホの利用目的としては、一般的に検索や勉強が挙げられます。
中学生のお子さまにスマホを持たせることで、スマホで調べものをする、学習動画を視聴するといった方法により学校や塾での勉強を補えるメリットがあります。分からないことを教師や保護者に聞く時間がなくても、スマホがあれば気になることを自分ですぐに調べることが可能です。
このように中学生のお子さまにスマホを持たせることは、お子さまの学習をサポートしつつ、保護者の負担軽減につながる可能性があります。
緊急時にGPSで居場所を把握できる
GPSで位置情報を共有できるアプリを使用すれば、お子さまの現在地を保護者が把握できます。位置情報の履歴を確認することも可能です。(※1)
中学生ともなると保護者はお子さまの行動を把握できないことがありますが、お子さまの帰りが遅い時やお子さまが1人で遠出する時に、スマホで居場所を確認できるのは防犯対策の面で安心感があります。
日常の連絡はLINEやメールでメッセージのやりとりをし、緊急時のみスマホのGPSを利用するという使い方をすれば、お子さまの理解を得やすいでしょう。
※1:地下街、建物内、乗り物内、ビルの陰などの電波環境やGPS衛星環境によっては、位置確認の精度が低くなる場合があります。
中学生のお子さまにスマホを持たせる不安とは?
中学生のお子さまにスマホを持たせるメリットがある一方、いくつかの懸念もあります。ここでは、その懸念点を紹介します。
SNSで誹謗中傷の被害に遭わないか不安
LINEやTwitter、InstagramなどのSNSは、多くの方とコミュニケーションを図れる一方、思わぬトラブルに巻き込まれる危険性があります。例えば、友人間やインターネット上で知り合った方とのやりとりで、誹謗中傷に発展する可能性があります。
中学生はまだ人間関係を構築する力が未熟なため、インターネット上のトラブル対応にも不慣れです。お子さまのスマホの使い方には、保護者の方が十分に気を配る必要があります。
勉強に集中できなくなるのでは?
スマホではインターネット検索や動画試聴などの娯楽が多いため、自然とスマホの利用時間が増えることが考えられます。特に中学生のお子さまは、勉強しないといけないと思いつつも、スマホをついつい見てしまうことがあります。スマホの利用時間が増えれば勉強時間が減りやすく、学業に影響する恐れがあるでしょう。
さらに、夜遅くまでスマホを利用してしまうことで、睡眠不足や生活リズムが乱れやすくなります。
親がトラブルに気付けないかも?
自分専用のスマホを持ち始めると、何かトラブルが起きてもお子さまが黙っていると保護者は気付けないことがあります。
中学生のお子さまにスマホを持たせる際には、下記のようなインターネット利用のリスクについて、事前に話し合いましょう。
【インターネット利用のリスク】
- ・詐欺メールをクリックしてしまう可能性
- ・有害サイトの閲覧によるウイルス感染のリスク
- ・アプリ内課金や有料サービスの利用による高額請求の可能性
- ・SNSへの投稿や不正アプリの利用による個人情報流出の危険性
- ・未成年を狙った悪質な人物によって被害を受ける可能性
スマホを安全に使ってもらうには?
中学生のお子さまにより安全にスマホを利用してもらうには、事前にルールを設定することや万一の事態に相談しやすい雰囲気作りをすることが大切です。
ここでは、具体的なポイントを紹介します。
お子さまと一緒にルールを決める
中学生のお子さまがスマホの利用を始めると勉強時間が減少する、SNSでのトラブルに巻き込まれる危険性が高まるという懸念があります。
そのため事前に家族で話し合い、スマホ利用に関するルールを取り決めることが大切です。中学生のお子さまと取り決めるルールとして、以下のようなルール例があります。
【スマホの利用ルール例】
- ・スマホの利用時間や利用場所を決める
- ・夜○時以降はスマホを保護者に預ける
- ・SNSでのやりとりは実際に会ったことのある人に限定する
- ・テスト期間中はスマホを利用しない
- ・SNS上でむやみに自分の写真を掲載しない
- ・フィッシング詐欺メールや迷惑メールを開かない
スマホの利用時間は、iPhoneに搭載されている「スクリーンタイム」や、Androidに搭載されている「Digital Wellbeing(デジタル ウェルビーイング)」という機能を活用することで簡単に管理できます。スクリーンタイムやDigital WellbeingではWebサイト・アプリの利用時間を確認できるほか、設定によりWebサイト・アプリの利用時間を制限することも可能です。
個人情報の流出対策としては、有料サービスであるノートンの「ダークウェブモニタリング機能」を利用する方法も有効です。このようなセキュリティソフトの機能を利用すると、個人情報の流出を検知した時にはアプリやメールで通知され、不正利用の被害に遭った時にはトラブル解決補助のサポートが受けられます。
取り決めるスマホルールは、一方的に保護者の意見を押しつけるのではなく、お子さまの意見も尊重して話し合いをすることが大切です。
ルールが守れなかった時の対処法を決める
スマホを利用する時のルールを取り決めたら、お子さまがルールを守れなかった場合の対処法も事前に決めておきましょう。例えば「一定期間スマホを没収する」といった対処法が挙げられます。
お子さまがルールを守れなかった時の対処法を重くしておくことで、お子さまは「スマホを使う時のルールを守らなければ」と意識できるようになるでしょう。これも重大なスマホトラブルを防ぐために必要なポイントです。
また、お子さまの成長に合わせてスマホの利用ルールを見直し、少しずつ緩和していくことで、お子さまが安全なスマホの使い方を学べるでしょう。スマホ利用のルールを守ることで、安全にスマホを利用するノウハウが見につくことを伝え、まずは取り決めたスマホ利用のルールを守ってもらいましょう。
SOSをキャッチできるよう仕組みを作る
スマホの利用に関して何らかのトラブルが生じた時に、お子さまが保護者に相談しやすい関係性を構築することも重要です。
日頃から親子でコミュニケーションを図り、トラブル発生時には速やかに保護者へ相談や報告ができる状態にしましょう。お子さまが話しやすい環境を整えるために、保護者も常に耳を傾けて理解を示すことが大切です。
中学生が初めてスマホを持つならpovo2.0がおススメ
中学生のお子さまにスマホを持たせるなら、auのオンライン専用ブランド「povo2.0(※1)」がおススメです。ここではpovo2.0のスマホをお子さまに持たせるメリットを紹介します。
※1:お手続き・サポートはすべてオンラインとなります。povo2.0アプリや公式サイトからお問い合わせください。
auのフィルタリング機能が利用できる
povo2.0はauが提供しているWebサイトやアプリのフィルタリング機能を無料で利用できるため、お子さまをトラブルから守りやすくなります。
Webサイトのフィルタリング機能であれば、auが提供している「未成年WEBフィルター」がおススメです。
未成年WEBフィルターではお子さまが安全にスマホを利用できるようアクセスしたサイトを判定し、不適切なものに制限をかけることが可能です。
利用時間の設定や利用状況の管理ができる
お子さまを危険なサイトやアプリから守るフィルタリング機能として、auが提供している「あんしんフィルター for au」が利用できます。
「あんしんフィルター for au」には下記の機能があります。
【「あんしんフィルター for au」の主な機能】
- ・お子さまに有害なサイトの閲覧を制限するフィルタリング機能
- ・お子さまの年齢やスマホの利用に応じてフィルタリングの強度を変更できる
- ・利用時間帯を設定できスマホの使いすぎを防止できる
「あんしんフィルター for au」ではフィルタリング機能以外に、一日の利用時間や利用状況の確認することも可能です。
保護者はお子さまのスマホにインストールした「あんしんフィルター for au」のアプリに自身のメールアドレスを管理者登録することで、お子さまのスマホを遠隔で管理できるようになります。
「あんしんフィルター for au」は下記の手順で設定します。なお、アプリはiOSとAndroidに対応しています。
【「あんしんフィルター for au」の設定方法】
- ① お子さまのスマホにアプリをインストールし、サービスの利用登録を行う
- ② 保護者がお子さまのスマホを管理できるよう、管理者登録により管理用ID(メールアドレス)・パスワードを設定する
- ③ 「あんしんフィルター管理者ページ」でお子さまのスマホの利用時間、フィルタリングレベルの変更、Webサイトやアプリごとの許可・規制の設定を行う
まとめ
中学生のお子さまにスマホを持たせることで、必要な時に連絡が取りやすくなります。また、お子さま自身も自分専用のスマホを持つことで、学校や塾で分からなかったことをすぐに調べられるメリットもあります。
一方でスマホを持たせた時の懸念点として、SNS利用によるトラブルの危険性や勉強に集中できなくなる可能性などが挙げられます。基本的には親子で話し合ってルールを決め、守れなかった場合の対処法を事前に決めておきましょう。万が一の時には親にSOSを出しやすい雰囲気作りを普段から行うといった対策を講じることも重要です。
auのオンライン専用ブランド(※2)で、基本料0円(※3)(※4)(※5)のpovo2.0ではauの「あんしんフィルター for au」を利用することができます。充実したフィルタリング機能が利用できるだけでなく、スマホの利用時間や利用状況の管理することも可能です。これらの機能により保護者がより安心して、お子さまにスマホを持たせることができるでしょう。
また、povo2.0ではお子さまが使いたいときに使いたい分だけのデータ容量(ギガ)が購入でき、自分らしくスマホを利用することができるでしょう。中学生のお子さまに初めてスマホを持たせようと考えている保護者の方は、ぜひpovoをご検討ください。
- ※2:お手続き・サポートはすべてオンラインとなります。povo2.0アプリや公式サイトからお問い合わせください。
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※3:手数料など別途費用がかかる場合があります。180日以上の期間、一度も有料トッピングの購入などがない場合は利用停止または契約解除となることがあります。あらかじめご了承ください。
同一名義で5回線(*)ご契約の場合、累計6回線目以降、税込3,850円/回線の契約事務手数料がかかります。
*過去1年以内に、解約済、当社によりキャンセルした回線も含む
参考:「povo2.0プラン詳細」(povo) - ※4:国内への通話は税込22円/30秒、SMS送信は税込3.3円/通(70文字まで)が別途かかります。機種により最大で全角670文字まで送信可能です。134文字までは2通分とカウントし、以降は67文字ごとに2通分の送信料がかかります。衛星電話への通話など、一部通話料が異なる場合があります。詳細はこちら。
- ※5:データトッピングを購入しない場合、送受信最大128kbpsとなります。
- ※本記事に掲載されている商品またはサービスなどの名称は、各社の商標または登録商標です。
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・iPhoneは、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。iPhoneの商標はアイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。
TM and (C) 2023 Apple Inc. All rights reserved. - ・「au」はKDDI株式会社の登録商標です。
- ・「Twitter」は、Twitter,Inc.の商標または登録商標です。
- ・「Instagram」は、Facebook,Inc.の登録商標です。
- ・「LINE」は、LINE株式会社の商標または登録商標です。
- ・「NTTドコモ」は日本電信電話株式会社の登録商標です。
- ・iOS商標は、米国Ciscoのライセンスに基づき使用されています。