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Vol.97
更新日:2024年4月1日

海外SIMカードとは?
購入方法から使い方まで詳しく解説

Vol.97
更新日:2024年7月19日
スマホを手に持ち微笑む女性

「海外旅行向けにSIMカードを購入したいけれど、選び方がわからない。」

「そもそも海外SIMカードはどこで購入すれば良いのだろうか…」

このように、初めての海外旅行でスマホの利用に不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、海外SIMカードとは何かを詳しく知りたい方に向けて、海外SIMカードの基本や購入方法、選び方などを解説します。

ぜひ、本記事を参考に海外SIMカードの理解を深めてみてください。

目次

SIMカードの基本

SIMとは、「Subscriber Identity Module」の略であり、加入者を識別するICチップ付きカードのことです。

スマホ内部に挿入して使う物理的なカードタイプのSIMのほか、端末にあらかじめ内蔵されていて抜き差し不要なeSIMがあります。

SIMカードに記録されている契約者情報と電話番号を紐付けることで、通話やデータ通信ができるようになります。

機能別のSIMカードの種類は以下の通りです。

  • データSIM:モバイル回線を利用したインターネットのみ利用可能
  • SMS機能付きデータSIM:インターネット+SMS(ショートメール)が利用可能
  • 音声通話SIM:通話とインターネット、SMSが利用可能

なお上記のSIMカードを選ぶ際は、種別だけでなくSIMのサイズに適合したスマホを準備しなくてはいけません。

SIMカードについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。

参考:そもそもSIMとは?SIMカードの基本を理解しよう
参考:SIMカードのサイズや種類とは?サイズ変更時の注意点も解説!
参考:データSIMとは?通話SIMとの違いや選び方のポイントも紹介

海外SIMカードとは

スマホを操作している様子

海外SIMカードとは、海外のモバイル回線を利用するために用いるSIMカードのことです。

海外のモバイル回線を利用するわけですから、現地対応のSIMカードを購入しなければインターネットを使えません。

海外用SIMカードを使うメリットは、渡航先やデータ容量、使用可能日数に応じて好みの商品を選べるため、使い方によっては最小限の費用で利用できる点です。

例えば、以下のようなイメージです。

  • SIMの種類:eSIM(eSIM対応の端末が必要)
  • プリペイド式
  • 対象国:30カ国
  • 利用可能期間:8日間
  • データ容量:6GB
  • 販売価格:2,000円前後

海外用SIMカードを利用することで、フリーWi-Fiを探したり、Wi-Fiルーターを持ち歩いたりする手間がかかりません。

海外SIMカードの購入方法

SIMカード

海外SIMカードをお使いのスマホに挿入することで、現地のモバイル回線を利用してインターネットを楽しめることがわかりました。

ただ、海外SIMカードをどこで購入すれば良いかわからないという方も多いはずです。

ここでは、代表的な購入先を紹介します。

オンラインショップ

海外SIMカードだからといって海外で購入しなければならないということはありません。

今や手軽に各販売店や旅行会社、家電量販店などのオンラインショップで購入できます。

また、モール型の大型ECサイトでもプリペイド式の海外SIMカードが多数販売されているので、検討してみるのもおススメです。

オンラインショップで購入すれば、店舗に行く手間も省けて、気軽に購入できるのが最大のメリットでしょう。

一方で、オンライン上には多数の購入先があるため、即決せずに各販売店・商品の評判や口コミなども参考にしながら、複数の商品を比較検討して選ぶことをおススメします。

国内の販売店

オンラインで購入するのが不安という方は、日本国内の販売店で購入する方法もあります。

例えば、以下の場所で海外SIMカードを購入可能です。

・家電量販店
・国際空港内にある各販売店

国内の販売店を利用するメリットは、専門のスタッフが渡航先やスマホの使い方に応じて、自分に合ったSIMカードを選んでもらえる点です。

また、SIMカード購入後の初期設定に関しても対面で相談できるため、設定の不安も解消されます。

一方で、オンラインショップと比較し選べる海外SIMカードの種類が少ない点はデメリットといえるでしょう。

国内の販売店で購入を検討されている場合は、複数の店舗を回って商品やサービス内容を比較するのがおススメです。

現地の販売店

海外旅行が初めての方は、特に現地でバタバタしないためにも日本で事前に購入しておくことをおススメします。

ただ、渡航先の以下のような場所でも海外SIMカードを購入することは可能です。

  • 空港のカウンター
  • 各キャリアの店舗
  • 大型ショッピングモールをはじめとした商業施設

「国別でSIMカードが必要になった」または、「出国前でバタバタしており購入できなかった」場合でも、渡航先で購入できるのがメリットです。

海外旅行に慣れている方や語学に不安がない方は、現地の販売店で購入するのもありでしょう。

海外SIMカードの選び方

SIMカード

海外SIMカードをどこで購入すれば良いのか理解できたところで、次に選び方について紹介します。

使用する日数や容量、渡航先などによって料金も変わるため、特に海外旅行が初めての方は慎重に選んでみてください。

渡航先の国に対応したSIMカードを選ぶ

海外SIMカードを選ぶ際は、渡航先の国に対応したSIMカードを選びましょう。

具体的には、韓国のみに対応している「韓国SIM」や、アジア30カ国に対応している「周遊タイプ」など渡航先ごとにSIMカードが販売されています。

当然ですが韓国のみの旅行で、アジア30カ国対応のSIMカードは必要ありません。

基本的には渡航先の国が増えるごとに、SIMカードの料金も上がりますので注意が必要です。

複数国に渡航する場合は、周遊タイプを選ぶことで都度SIMカードを変える手間が省けたり、費用を抑えられたりする可能性があります。

自分に合った利用日数や容量を選ぶ

海外SIMカードは、渡航先だけでなく利用日数やデータ容量も自由に選択できる場合が多い傾向にあります。

例えば、以下のようなイメージです。

  • ◯日間で◯GB利用可能
  • ◯日間でデータ通信量無制限
  • ◯日間でデータ通信量無制限(◯GBを超えると低速通信)

基本的には、利用日数と容量が増えるごとに料金も上がりますので、自分が1日どのくらいデータを使うのか事前にシミュレーションをして、適切なプランを選択しましょう。

日本でどのくらいデータを使用しているのかを、契約中のキャリアで確認してみると、渡航先で使用するデータ容量の参考になります。

参考:データ容量とは?容量の目安や適した料金プランの選び方を解説!

データ通信または音声通話可能なタイプかで選ぶ

「SIMカードの基本」でもお伝えした通り、SIMカードは機能別に「データSIM」や「音声通話SIM」などから選べます。

海外で電話をすることは少ないかもしれませんが、例えばレストランやホテルへの連絡、警察や救急の手配など、少なからず電話を使用するシーンも存在します。

万が一に備えて、音声通話SIMを契約するのも選択肢のひとつです。

サポートの手厚さで選ぶ

特に海外SIMカードの利用が初めてだと、手続き方法や初期設定に不安がありますよね。

そのような場合は、カスタマーサポートが充実した海外SIMカードを選びましょう。

24時間日本語での電話連絡に対応していたり、SIMカードの設定方法がわかりやすく説明書で解説されていたり、サポートの手厚さは様々です。

また、よくある質問ページが充実した公式サイトがあると、さらに親切ですよね。

このように、丁寧なサポート付きの海外SIMカードを選んでみてください。

海外SIMカードを購入する前の準備

購入したい海外SIMカードが決まったら、そのSIMカードがお手持ちのスマホに対応しているかどうかを確認する必要があります。

ここでは、海外SIMカードを購入する事前準備を2点紹介します。

SIMカードの種類やサイズを確認する

海外SIMカードを使う際には、お手持ちのスマホに適したSIMカードのサイズを選ばなければいけません。

【SIMカードのサイズ】

  • 標準SIMカード:25mm×15mm
  • microSIMカード:15mm×12mm
  • nanoSIMカード:12.3mm×8.8mm

最近のスマホはほとんどが、nanoSIM対応ですが、古いタイプのスマホをお使いの方は、microSIMだったというケースも考えられます。

海外SIMカードを購入後、お使いのスマホにサイズが合わなかったということがないように、事前の確認が必要です。

また、SIMカードではなくeSIMタイプの海外SIMを検討されている方は、eSIM対応のスマホかどうかを確認する必要もあります。

スマホのメーカー公式サイトで、eSIM対応の端末をお使いか確認してみましょう。

SIMロックを解除しておく

SIMロックとは、特定のSIMしか使えないようにスマホに制限をかける仕組みのことです。

以前は契約中のキャリアにおいて端末代金の不払いを防止するために、SIMロックがかけられていた場合がありました。

しかし、2021年8月に改正された「移動端末設備の円滑な流通・利用の確保に関するガイドライン」によって、2021年10月1日以降に発売された機種は原則としてSIMロックは解除されています。

もし、2021年9月以前に購入したスマホをお使いの場合は、SIMロックを解除しておかないと、他社のSIMカードを利用できません。

SIMロックの解除方法は、契約中のキャリアにお問い合わせください。

なお、SIMロック解除にかかる料金ですが、インターネットからであれば手数料無料で解除ができます。(※1)

※1:電話や店舗で解除する場合は、手数料がかかる場合もあります。
参考:SIMロック解除とは?メリットやデメリット、解除方法を詳しく紹介

海外SIMカードの使い方

海外SIMカードを購入する事前準備が完了したところで、実際にどのように手続きを進めるのか、使い方を解説します。

海外SIMカードを購入する

すでに紹介した「海外SIMカードの選び方」の内容も参考に、渡航先や利用日数、データ容量などを検討した上で、SIMカードを購入しましょう。

また、もう一度購入前にSIMカードのサイズやSIMロックの有無についても確認してみてください。

SIMカードを入れ替える(カードタイプの場合のみ)

カードタイプのSIMを購入する場合は、手元にSIMが届いた段階でマニュアルやガイドに従って、お使いのスマホにSIMカードを入れ替えましょう。
(eSIMを選択した場合は入れ替え不要です。)

基本的にはスマホの電源を切ってから、スマホの側面(端末によって場所が異なる場合があります。)にあるSIMカードスロットを開けます。

SIMカードスロットの開け方は、お使いのスマホによって異なるものの、大抵はSIMカードスロットに差し込むSIMピンを使います。

SIMカードの入れ替え方法詳細は、以下の記事を参考にしてください。

参考:SIMカードは自分で入れ替えられる!入れ替える際の準備や注意点を解説

また、元々日本で使用しているSIMカードは、帰国後に再度使いますので、紛失しないように保管しておいてください。

初期設定を行う

SIMカードの入れ替えが完了したら、最後にAPN設定を行います。

APN設定とは、簡単にいうと新しいSIMカードをスマホに挿入した際に、そのスマホでインターネットに接続するために必要な初期設定のことです。

設定の手順は海外SIMカードに付属しているガイドやマニュアルに詳しく掲載されていますので、そこまで難しくありません。

ガイドやマニュアル以外にも、海外SIMの公式サイトに手順が記載されていることもありますので、確認してみてください。

海外SIMカード以外でスマホを利用する手段

本記事では海外SIMカードについて紹介しましたが、海外でインターネットを利用するには、ほかにも方法があります。

ここでは、海外SIMカード以外のスマホ利用手段について紹介します。

Wi-Fiルーター

渡航先で使えるWi-Fiルーターをレンタルして、インターネットに接続する手段です。

Wi-Fiルーターを契約すれば空港内のカウンターやロッカー、宅配便などで端末を受け取れます。

料金プランは、各社異なるものの、例えば1日あたりのデータ容量に応じて選択できるタイプがあります。
例)料金イメージ

  • 容量無制限/日:3,000円
  • 1GB /日:1,500円
  • 600MB /日:1,200円

Wi-Fiルーターは受け取り後、接続さえすれば、すぐにインターネットを利用できるため、特に難しい設定は必要ありません。

海外SIMカードの場合は、SIMカードを受け取り後、カードの入れ替えと初期設定が必要です。

扱いやすさで言えば、Wi-Fiルーターは優れています。

一方でWi-Fiルーターの料金形態は、日額制であることが多く、長期滞在を想定する場合は、費用が高額になる傾向もあります。

海外SIMカードであれば、あらかじめ利用日数を指定して選べるため、長期滞在もしやすく、費用対効果が高いのも特徴です。

また、Wi-Fiルーターのレンタルは帰国後に端末を返却する手間も発生します。

滞在日数や料金、返却の手間も考慮して選んでみてください。

海外ローミング

海外ローミングとは、日本で契約中のキャリアから渡航先のモバイル回線を利用し、データ通信を行う手段のことです。

以前は、海外ローミングを行うと使った分だけ料金が発生してしまう従量課金制が多かった印象ですが、最近では日数やデータ容量を指定できる定額プランも多く提供されています。

そのため、以前よりも海外ローミングが使いやすくなりました。

海外SIMカードのように入れ替える手間もなく、日本で使用しているキャリアからそのまま申し込める点は、利便性が高いでしょう。

ただ、Wi-Fiルーターと同様に長期滞在を視野に入れる場合は、海外SIMカードのほうが選べるプランも豊富で、おトクになるケースもあります。

なおauのオンライン専用ブランド※2であるpovo2.0では、想定外に高額な料金が発生しないよう、必要な容量や日数を事前に決めてデータを購入できる海外ローミングを提供しています。

Wi-Fiルーターに採用されていることが多い日額制ではないため、「長期滞在で費用が高額になってしまった」ということもありません。

また渡航先でデータ容量が不足してしまった場合は、必要なデータをちょい足しで購入できます。

※2:オンライン専用のプランなので、お手続き・サポートはすべてオンラインとなります。povo2.0アプリや公式サイトからお問い合わせください。

参考:海外ローミングとは?料金・メリット・注意点について解説!
参考:海外ローミング

渡航先のフリーWi-Fi

渡航先のフリーWi-Fiを使えば、実質無料でインターネットを利用できます。

しかし、フリーWi-Fiを提供している施設や店舗を探さなければならず、その場所でしかスマホを利用できません。

いつでも自由にスマホを利用できるわけではないため、滞在先での利用が制限されることが増えるでしょう。

povo2.0は渡航先や期間に合わせて選べるおトクな海外ローミングが魅力!

本記事では、海外SIMカードの基本や購入前の事前準備、使い方などを詳しく解説しました。

利用日数やデータ容量、何カ国で利用するかなどで料金も変わります。

また、案内に従って進めれば難しくはないものの、Wi-Fiルーターや海外ローミングと比べるとSIMカードの差し替えや初期設定が必要な点は、手間に感じる方も多いかもしれません。

そこでおススメしたいのが、povo2.0が提供している海外ローミングです。

海外160以上の国と地域でpovo2.0のデータ通信が利用できるだけでなく、データ容量と対象国、利用日数を自由に決めて選択できます。

例えば、以下の通りです。

■90以上の国と地域で使えるレギュラートッピング

  • 1GB/3日間:1,480円
  • 2GB /5日間:2,880円
  • 10GB/30日間:9,800円 など

■エリアトッピング

  • 【韓国】1GB /3日間:680円
  • 【韓国】3GB /7日間:1,980円
  • 【アメリカ】1GB /3日間:760円
  • 【アメリカ】3GB /7日間:2,200円
  • 【ヨーロッパ9カ国】3GB /7日間:2,430円 など

※各料金は記事公開時点(2024年7月)のものですのでご了承ください。

データは必要な分だけトッピングでき、上限に達すると自動で利用できなくなるため、想定外に高額な費用が発生することもありません。

またデータが不足した場合は、いつでもアプリから追加で購入(トッピング)でき、利用状況もアプリを通して確認できます。

「SIMカードの差し替えや初期設定など、できるだけ負担になる作業は避けたい。」

「ほかのキャリアを契約するのが面倒。」

このように感じている方は、ぜひ検討してみてください。

なおpovo2.0の海外ローミングは、データ通信だけでなく、海外200以上の国と地域で音声通話やSMSもご利用可能です。(こちらは従量課金制。)

詳しい料金については、以下のリンクからご確認ください。

>>povo2.0の海外ローミングの詳細はこちら

※海外でのデータ通信の利用には、「海外データトッピング」の購入が必要です。

※トッピング未購入の場合もpovo2.0アプリにログイン済みの場合は、Wi-Fi等外部のインターネット接続環境がなくても、「海外データトッピング」をご購入いただけます。アプリに未ログインの場合には、ログインに別途インターネット接続環境が必要ですのでご注意ください。

※海外データトッピングの種別によりご利用いただける国・地域が異なります。(対応の国・地域はこちら

※海外データトッピングは、購入後、利用可能地域でのデータ通信接続まで30日間を期限として、利用開始の待機状態となります。

※トッピング利用可能期間は、利用開始時間より起算されます。
(例:7月15日に24時間利用可能な海外データトッピングを購入、8月1日 15:00に渡航先で利用開始した場合、8月2日 14:59に利用可能期限が終了します)

※海外データトッピングもしくは海外で使えるデータボーナスが適用されている間は、新たな海外データトッピングの購入または海外で使えるデータボーナスを適用いただくことはできません。

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