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Vol.99
更新日:2024年12月16日

プリペイドSIMとは?
メリット・デメリット、利用シーンや開通の流れを解説!

Vol.99
更新日:2024年12月16日

プリペイド(prepaid)には、「pre=事前に」「paid=支払った」という意味があり、先払いや前払いを指しています。
実はSIMにもプリペイドタイプがあり、特定のキャリアと契約することなく、事前に決められたデータ容量や有効期限のSIMを購入できます。
しかし、プリペイドSIMと聞いてもどのような特徴があるのか、いまいち想像できないかもしれません。
そこで本記事では、プリペイドSIMの概要からメリット・デメリット、利用シーンまで詳しく紹介します。
記事後半では、プリペイドSIM開通の流れも解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

プリペイドSIMとは

プリペイドSIMとは、特定のキャリアと契約手続きをすることなく利用できる買い切り型のSIMのこと。

通常のSIMカードでは、キャリアでプランを選び、本人確認書類やお支払いに使用するクレジットカードなどを提示して契約します。

一方で、プリペイドSIM(データSIM)の場合は、決められたデータ容量や有効期限のSIMを任意で購入する買い切り型なので、これらの審査は必要ありません。(音声通話SIMの場合は本人確認が必要。)

面倒な審査や手続きなしで、まさにプリペイドカードのような使い方ができるのがプリペイドSIMというわけです。

SIMについて、いまいち理解できない方は、以下の記事も参考にしてみてください。

参考:そもそもSIMとは?SIMカードの基本を理解しよう|povo ライブラリ|【公式】povo2.0

プリペイドSIMのメリット

プリペイドSIMの概要を理解できたところで、具体的なメリットを見ていきましょう。

キャリアとの契約手続きが不要な点や、お好きなデータ容量を選び購入できるなど、様々なメリットがあります。

契約手続きが必要なくすぐに利用できる

前述でも簡単に解説しましたが、プリペイドSIM最大のメリットは、キャリアの審査や手続きが不要で、すぐに利用できる点です。

通常のSIMカードでは、利用予定のキャリアに本人確認書類を提出し、支払い方法を登録するなどの加入審査があります。

問題なく加入審査に通った段階で、初めて開通手続きを進められるのが特徴です。

そのため、SIMカードがお手元に届くまでに数日かかる場合もあります。

一方で、プリペイドSIMであれば、あらかじめデータ容量や通話時間が決められたSIMを購入する買い切り型なので、使い切ったらその時点で利用が終了します。

このような仕組みのため、通常のSIMカードのようにキャリアとの契約や審査は必要なく、購入後すぐに使い始められるというわけです。

お好みのデータ容量を購入できる

プリペイドSIMには、あらかじめ「2GB:4,000円(利用期限3カ月)」のように、データ容量と有効期限ごとに料金が定められています。

そのため、自分が使用するデータ容量や期間を選んだ上で、購入できるのがメリットです。

また基本的には購入したデータ容量や有効期限を使い切れば、それ以上はそのSIMを利用できないため、使いすぎて料金が高くなる心配もありません。

オンラインや実店舗など様々な場所で購入できる

プリペイドSIMは、オンラインや実店舗問わず、様々な場所で購入できる利便性の高さもメリットの一つです。

プリペイドSIMが購入できる主な場所は、以下の通りです。

・コンビニエンスストア
・一部のキャリアの公式ホームページ
・家電量販店
・通販サイト など

店舗型で最も身近なコンビニエンスストアにも、一部のキャリアであればプリペイドSIMが販売されています。

また、一部のキャリアの公式ホームページや通販サイトなどではオンラインで支払いを行い購入できます。

一部のプリペイドSIMで追加チャージできるタイプもある

プリペイドSIMは、購入後あらかじめ決められたデータ容量や有効期限を使い切ってしまえば、基本的には利用できません。

しかし、中には有効期限内でプランをアップグレードしたり、追加チャージしたりすれば、データを使い切っても継続利用できるタイプがあります。

このようなプリペイドSIMを利用すれば、急にデータ容量が不足しても安心です。

日頃からデータ通信を頻繁に使う方は、初めから追加チャージできるプリペイドSIMを購入するのもおススメです。

プリペイドSIMのデメリット

契約や解約手続きが不要で利便性の高いプリペイドSIMですが、事前に把握しておくべきデメリットも存在します。

検討する際は、デメリットも踏まえて納得の上で購入してみてください。

データSIMが基本で音声通話SIMは少ない

一部のプリペイドSIMで音声通話が可能なタイプもあるものの、料金が割高になりやすい傾向です。

例えば、「データ3GB(30日間)+音声通話付き」で、1万円以上の料金がかかるケースも珍しくありません。

つまり、プリペイドSIMで音声通話付きを購入するのであれば、キャリアや格安SIMで契約する方が、料金は抑えられる傾向にあります。

プリペイドSIMを検討される際は、データSIMでの利用を基本に考えておくと良いでしょう。

また、電話番号が付いたSIMに申し込む場合は、「携帯電話不正利用防止法」に基づき、本人確認が必要です。

参考:携帯電話不正利用防止法パンフレット|総務省

なお、データSIMについて理解が難しいという方は、以下の記事を参考にしてみてください。

参考:データSIMとは?通話SIMとの違いや選び方のポイントも紹介

通常のSIMと比較し料金が割高になりやすい

音声通話付きのプリペイドSIMは割高になりやすいというお話をしたばかりですが、実はデータSIMに関しても通常のSIMと比較すると割高になりやすい傾向があります。

例えば、同じデータ容量なら格安SIMのほうがおトクだったということも珍しくありません。

そのため、なるべく料金を安く抑えたいのであれば、プリペイドSIMではなく、キャリアの低価格プランか格安SIMも同時に検討されると良いでしょう。

有効期限や容量が決められている

これまでもお伝えしている通りプリペイドSIMは、「2GB:4,000円(利用期限3カ月)」のように、あらかじめデータ容量と有効期限が決められています。

一部プリペイドSIMでは有効期限内に限って、データ容量をリチャージできるタイプもありますが、基本的には購入したデータや期限を使い切れば、それ以上は利用できません。

追加で利用したい場合は、プリペイドSIMを新たに購入する必要があります。

有効期限やデータ容量が決められているからこそ、自分が普段どのくらいデータを使うのかシミュレーションしてから、購入することをおススメします。

プリペイドSIMの利用シーン

データSIMが基本で音声通話SIMは少なく、料金も格安SIMよりも割高になりやすいプリペイドSIM。

それでは一体どのようなシーンを想定して利用を検討すると良いのでしょうか?

ここでは、プリペイドSIMの利用シーンについて考えてみましょう。

海外旅行に行く場合や一時帰国する場合

海外旅行に行く場合や一時帰国の際など、中長期的な利用ではなく、短期的な利用の場合は、間に合わせでプリペイドSIMを購入される方もいます。

プリペイドSIMであれば、国内外問わず、事前にデータ容量と有効期限を確認して、すぐに購入できます。

急いでいるなら、身近なコンビニエンスストアや家電量販店などでも購入できるため、スポット的な利用を想定するシーンでは利便性が高い傾向です。

キャリアと契約ができない場合

例えば過去にスマホ料金の滞納があったり、そもそもクレジットカードや銀行口座を持っていなかったりと、何らかの事情によりキャリアと契約ができない方もいます。

上記のようなケースでは、必然的に書類審査もなく、契約や解約手続きが不要な、プリペイドSIMが選択肢となり得ます。(データSIMの場合であり、音声通話SIMでは本人確認が必要。)

子どもや家族に一時的に利用してもらいたい場合

諸事情によりキャリアと契約ができない場合以外にも、プリペイドSIMを子どもや家族に一時的に利用してもらいたい場合に重宝します。

例えば、近年お子さまがスマホを使い、親御さまの知らないところで課金をし、高額な料金が請求されてしまったというケースも散見されます。

スマホの正しい使い方をお子さまやご家族に伝える努力も必要ですが、万が一に備えてデータ容量を使いすぎないように、あえてプリペイドSIMを使うのも一つです。

プリペイドSIMであれば、あらかじめ使用するデータ容量を決めてから、購入するため、データを使い切ればそれ以上は利用できません。

そのため、「使いすぎて高額な請求がきてしまった」という事態を避けられます。

プリペイドSIMの開通までの流れ

プリペイドSIMのメリット・デメリットや、利用シーンについて理解を深められたところで、開通までの流れを見ていきましょう。

スマホのSIMロックが解除されているか確認する

SIMロックとは、特定のキャリアにおけるSIMしか使えないように端末にロックがかけられている状態のことです。

大手キャリアを中心に端末代金の未払いや転売などを防止するため、ほかのキャリアでSIMカードを利用できないように、このシステムが導入されていた時期がありました。

しかし、「移動端末設備の円滑な流通・利用の確保に関するガイドライン」(2021年8月改正)により、2021年10月1日以降に発売される端末に関しては、原則SIMロックが解除となっています。

ただし、2021年9月以前に発売されている端末にはSIMロックがかかっている可能性があり、この場合はSIMロックを解除しなければ、他社のSIMを利用できません。

まずはお使いのスマホにおいてSIMロックがかかっているか確認し、必要に応じてSIMロックを解除しましょう。

SIMロックの確認や解除方法は、以下記事を参考にしてみてください。

参考:SIMロック解除とは?メリットやデメリット、解除方法を詳しく紹介

購入予定のプリペイドSIMの有効期限や容量を確認する

SIMロックの確認ができたところで、次に購入予定のプリペイドSIMにおけるデータ容量や有効期限を確かめましょう。

あくまで目安ですが、1GBのデータ容量の場合、「Webページの閲覧は約6,600回」「YouTubeの動画視聴はHD高画質で約30分」です。

普段どのくらいデータ容量を使うのかシミュレーションしながら、購入を検討してみてください。

自分に合ったデータ容量の目安をさらに詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

参考:データ容量とは?容量の目安や適した料金プランの選び方を解説!

そのほか、プリペイドSIMには有効期限が決められています。

プリペイドSIMを普段使いするなら、不測の事態に備えて、ゆとりを持って期限を選ぶのがおススメです。

一時帰国や海外旅行などでスポット的な利用を想定するなら、滞在日数を踏まえて検討してみてください。

プリペイドSIMがお手持ちのスマホに対応するか確認する

プリペイドSIMを購入する際は、SIMカードのサイズにも着目しましょう。

SIMカードの種類 サイズ
標準SIM 25×15mm
microSIM 15×12mm
nanoSIM 12.3×8.8mm

例えば、普及しているSIMカードのサイズは、上記の3通りであり、現在の主流はnanoSIMです。

購入予定のSIMカードがnanoSIMであれば、当然お使いのスマホもnanoSIM対応でなければ、SIMカードそのものを使えません。

このような理由から、お使いのスマホがどのSIMカードサイズに適応するのかを事前に確かめておきましょう。

その上でスマホに適応するカードサイズに合わせて、プリペイドSIMを購入してみてください。
なお、プリペイドSIMの公式ホームページから、お使いのスマホが「動作確認済端末」であることを確認しておきましょう。

参考:SIMカードのサイズや種類とは?サイズ変更時の注意点も解説!

開通手続きを進める

プリペイドSIMのデータ容量や有効期限を確認し購入したところで、開通手続きを進めていきます。

開通手続きはプリペイドSIMを販売している会社によって異なり、電話をかけて行う方法や、専用アプリで行う方法などがあります。

まずは購入したプリペイドSIMの案内に従って開通手続きを進めてください。

プリペイドSIMをお手持ちのスマホに挿入する

お手元にプリペイドSIMが届いたら、カードを台紙から取り外しスマホに挿入してみてください。

なおSIMカードの挿入方法は、iPhoneやAndroidなどの機種によって異なります。

iPhoneの場合は、SIMカード専用の「SIMトレイ」を、ペーパークリップもしくはiPhone購入時に同封されているピンを使い、トレイの下部にある小さな穴に差し込んで、取り出します。

その上で、手元にあるプリペイドSIMの向きに注意し、トレイにはめ込みましょう。

なおSIMトレイの位置はiPhoneのモデルによっても異なりますので、詳しくはAppleの公式ホームページを確認してみてください。(※1)

※1:参考「iPhoneのSIMカードを取り出す/入れ替える

SIMカードの入れ替え方法について、さらに詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

参考:SIMカードは自分で入れ替えられる!入れ替える際の準備や注意点を解説

APN設定を行う

APN設定とは、簡潔にお伝えすると、新しいSIMカードをスマホに挿入した際に、インターネットに接続するために行う初期設定のことです。

iPhoneの場合、APN設定のプロファイルをダウンロードし、APN構成プロファイルをインストールすれば設定が完了しますが、機種やOSによって設定方法が異なるので注意が必要です。

詳しくは購入したプリペイドSIMの公式ホームページに、設定方法が記載されていることがほとんどですので、そちらでご確認ください。

プリペイドSIMよりおトク?お好みのデータ容量をトッピングできるpovo2.0

プリペイドSIMは、契約手続きなしで開通できる利便性はありますが、その分、キャリアや格安SIMと比較するとデータ容量や利用期限を踏まえれば割高感があります。

一方で、プリペイドSIMのように契約手続きなしでというわけにはいきませんが、限定的な利用シーンにおいてさらに料金を抑えられ、手軽に始められる格安SIMプランも登場してきています。

auのオンライン専用ブランドである「povo2.0」(※2)であれば、手続きが全てオンラインで完結するため、SIMカードの申し込みから最短で翌日にはお手元に届くのが特徴です。(※3)

基本料金が0円(※4)で必要なときに必要な分のデータを購入でき、「データ使い放題24時間 税込330円」・データ追加「1GB/7日間 税込390円」・「3GB/30日間 税込990円」など、短期間のトッピングでスポット的に利用できます。

また、決められたデータ容量を都度購入する仕組みなので、データの使い過ぎを防げるのもメリットです。

ぜひ、スポット利用でより料金を抑えられるpovo2.0も併せて検討してみてください。

※2:オンライン専用のプランのため、お手続き・サポートは全てオンラインとなります。povo2.0アプリや公式サイトからお問い合わせください。

※3:SIMカードでお申し込みのお客さま
・午前9時30分~午後8時 :お手続き完了後、即時でご利用開始できます。
・午後8時〜翌午前9時30分:お手続き完了後、翌午前9時30分以降、順次ご利用開始できます。
※配送先の地域やお申し込みの混雑状況によって、発送・配送が遅れる場合がございます。

※4:
【共通】
・180日間以上有料トッピングの購入等がない場合、利用停止、契約解除となることがあります。
・0円0GB時は、送受信最大128kbpsとなります。
【データ専用の場合】
・契約時に初回トッピング購入が必要です。
【通話+データの場合】
・国内通話:税込22円/30秒 衛星電話への通話など、一部通話料が異なる場合があります。詳細はこちら。また、他社が料金設定している電話番号へは指定の通話料がかかります。
・国内SMS送信:税込3.3円/通(70字まで) 受信:無料 機種により最大全角670文字まで送信可能です。ただし、134文字までは2通分、それ以降は67文字ごとに1通分の送信料がかかります。

参考:「povo2.0プラン詳細

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