各国における個人情報の取扱い

2022年3月現在





■シンガポール

  1. 個人情報保護に関する制度:Personal Data Protection Actを整備。APEC CBPRシステム加盟国。法令により、広範な情報調査権が政府に認められている。
  2. 個人情報保護のための措置に関する情報:OECDプライバシー8原則※準拠のため、日本と同等の個人情報の保護が期待できる。



■フィリピン

  1. 個人情報保護に関する制度:Data Privacy Act of 2012を整備。APEC CBPRシステム加盟国 。
  2. 個人情報保護のための措置に関する情報:OECDプライバシー8原則※準拠のため、日本と同等の個人情報の保護が期待できる。



■米国

  1. 個人情報保護に関する制度:連邦法において個人情報保護に関連する法令(電子通信プライバシー法等)を整備。APEC CBPRシステム加盟国。
  2. 個人情報保護のための措置に関する情報:OECDプライバシー8原則※準拠のため、日本と同等の個人情報の保護が期待できる。



※OECDプライバシー8原則とは

OECDが1980年9月に採択した「プライバシー保護と個人データの国際流通についてのガイドラインに関する理事会勧告」に記述されている以下8つの原則。
①「収集制限の原則」(適法・公正な手段により、かつ、情報主体に通知又は同意を得て収集されるべき)
②「データ内容の原則」(利用目的に沿ったもので、かつ、正確、完全、最新であるべき)
③「目的明確化の原則」(収集目的を明確にし、データ利用は収集目的に合致するべき)
④「利用制限の原則」(データ主体の同意がある場合、法律の規定による場合以外は、目的以外に利用使用してはならない)
⑤「安全保護の原則」(合理的安全保護措置により、紛失・破壊・使用・修正・開示等から保護するべき)
⑥「公開の原則」(データ収集の実施方針等を公開し、データの存在、利用目的、管理者等を明示するべき)
⑦「個人参加の原則」(自己に関するデータの所在及び内容を確認させ、又は異議申立てを保障するべき)
⑧「責任の原則」(管理者は諸原則実施の責任を有する)